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ラグビー コラム 2018年3月23日

チーフスを大いに苦しめてくれるだろうプレーメイカーの復帰と、パス、キックなどあらゆるスキルに長けた「微笑み」のSOに注目 ウィークエンドピックアッププレイヤー

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ここまで2勝1敗のチーフスも強力なメンバーだ。スーパーラグビーの公式サイトで前節(第5節)のプレーヤー・オブ・ザ・ウィーク(最優秀選手)に選ばれたLOブロディー・レタリック(204cm、121kg)は、12回のボールキャリーで59m前進し、3度、クリーンにディフェンスを突破し、トライもあげている。大型LOながらその運動量は脅威。チーフスはレタリックほか、CTBアントン・レイナートブラウン、FBダミアン・マッケンジーがチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベスト15)に選出された。なかでもサンウルブズ戦ではSOに入るダミアン・マッケンジー(22歳)は一番の注目選手だろう。

ダミアン・マッケンジー

パス、キックなどあらゆるスキルに長けたプレーはもちろんその微笑にも注目のダミアン・マッケンジー

175cm、81kgという小さなサイズながら、2016年の代表デビュー以来、オールブラックスですでに12キャップ。抜群のスピードで次々にタックラーを置き去りにする。本来はSOの選手だが、そのスピードゆえにU20ニュージーランド代表ではFBでプレー。2014年にはニュージーランドのエイジグループの年間最優秀選手に選ばれている。チーフスでも主にFBで才能を披露してきたが、パス、キックなどあらゆるスキルに長けた彼の今後を考えれば、SOで経験を積んでいきたいところ。前節は、南アフリカのブルズ相手にFBでプレーし、13回ボールキャリーして8人のディフェンダーを突破し、3回のオフロード(タックルされながらのパス)、キッカーとしても11得点。サンウルブズ戦はSOで登場。田村優との駆け引き、仕掛け合いは楽しみだ。

日本の若い選手たちには、なぜ彼が小さな体でオールブラックスになれるのか、じっくり見てもらいたい。そして、何度も書いているが、プレースキックの狙いを定めたあとの「微笑み」もお見逃しなく。

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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