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ピックアップ コラム 2021年6月1日

パリへのスタートに東京五輪代表争い、ブダペスト世界選手権はみどころの「坩堝」

柔×コラム by 古田 英毅
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コロナ禍を受けての意外な展開。世界柔道選手権が史上初めて、オリンピックと同年開催されることとなった。それもオリンピックの後ではなく「前」、開幕は今週末の6日(日)である。まさに異例中の異例、平時ではまったく考えられなかったタイミングでの「もう1つの世界大会」開催である。この模様はJ SPORTSにて無料で生中継・LIVE配信される。

永山竜樹選手

なにしろ五輪本番まで残すところあと1ヶ月半弱。開催が発表された昨年12月の時点では、五輪出場ラインギリギリの選手ばかりが揃う痩せた大会になってしまうのではとも危惧されたが、ここは嬉しい誤算。「世界一」の称号を目指して集ったメンバーは予想を遥かに超える豪華さ、特に女子は常の世界選手権にほとんど劣らぬハイレベル陣容である。

理由の1つは、一部の強国がこの大会まで五輪代表の選考を引っ張っていること。もう1つは超強国・日本が世界王者経験者にパリ五輪を狙う若手と「本気」のフル派遣を行ったこと。加えるに、やはり「世界一」という称号の吸引力は並々ならぬものがあること。そして最大の因は、海外、とくにヨーロッパのトレンドが「隠す」ことよりも、積極的に試合に出ることにあるからだ。技術革新の早い現代柔道では定期的に国際大会に出て周囲の力を肌で感じ、アジャストを続けることがもっかのスタンダード。よほど自分の柔道がしっかり出来上がっているベテラン(たとえばテディ・リネール)以外は、手の内を隠すよりはこの流れに乗って強くなったほうがいい。63kg級のアグベニューや78kg級のマロンガ、48kg級のブクリと五輪金メダル候補3名を送り込んだ強国フランスの一種ドライな派遣姿勢にこのあたりは端的だ。

各選手「世界一」の称号を目指すというところでは一緒だが、抱えるバックグラウンドは常の世界選手権以上に多様。あまりにもみどころあり過ぎて短い原稿の中で紹介するのは難しいのだが、絞っていくつか、お伝えしたい。

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