人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ピックアップ コラム 2021年2月16日

初めてイスラエルの地を踏むモラエイ、ムキと初の王者対決なるか/グランドスラム・テルアビブ2021

柔×コラム by 古田 英毅
  • Line

男子からはもう1人、2019年東京世界選手権100kg超級を制したルカシュ・クルパレク(チェコ)の名前を挙げておく。クルパレクは10月のグランドスラム・ブダペスト大会寸前に新型コロナウイルスの陽性反応が出、急遽欠場。隔離期間を経て強行出場した11月の欧州選手権では当然ながらベストパフォーマンスにはほど遠く、準々決勝でタメルラン・バシャエフ(ロシア)、3位決定戦でグラム・ツシシヴィリ(ジョージア)に敗れて5位に終わっている。テディ・リネール(フランス)がどうやら完全復活し、有力選手の調整度合いが次々明らかになる中で、ワールドマスターズを見送って力を溜めて来たクルパレクがどのくらいのパフォーマンスを見せてくれるかは、五輪本番の序列を測る上での最後の変数と言っていい。アクシデントがあったとはいえほぼ1年以上成績を残していない恰好のクルパレクがどのくらいの仕上がりを見せ、番付のどの位置に座るのか。注目したい。

女子の注目選手はホマーヌ・ディッコ(フランス)、ダリア・ビロディド(ウクライナ)、サハ=レオニー・シジク(フランス)の3人。

国際大会5連勝を狙うホマーヌ・ディッコ

ディッコは21歳、フランス女子最重量級(78kg超級)の新エース。2017年のブダペスト世界選手権では17歳にして男女混合団体戦代表に抜擢され、同世代の素根輝のライバルとして注目を集めて来たスター候補である。怪我もあって以後は目立っていなかったが、2020年1月のグランプリ・テルアビブで優勝すると一気にブレイク、2月のグランドスラム・パリ、11月の欧州選手権、今年1月のワールドマスターズと超ハイレベル大会を全勝。「五輪に向けて伸びるのはディッコ」という全日本強化陣の警戒を裏付ける格好で急成長を果たしている。かつて巻き込み中心で粗かった柔道も、いまや組み手に足技、投技に寝技といずれも完成度高し。今大会で勝てばついに五輪のシード圏内であるワールドランキング8位に手が届く。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ピックアップを応援しよう!

ピックアップの放送・配信ページへ