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ピックアップ コラム 2020年9月11日

「悲しいくらいに面白い」~映画監督と観るデニス・ロッドマンの生涯に迫るドキュメンタリー~

J SPORTSプロデューサーコラム by J SPORTS 編集部
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―同じ制作者の立場で言えばどれだけお金かけてるんだ!?と思います。

 

Q.ロッドマンの話に合わせる、映像の種類・量が膨大という印象がありますが?
 「この番組を作るうえでロッドマンにロングインタビューを行ってから、番組の構成を立てたのか、あらかじめ過去の映像から構成が組み立てられたうえでインタビューに臨んだのか。僕個人の考えとしては、ロングインタビューから行ったんだと思います。ロッドマンの著書・活字媒体・過去映像等すべて網羅し、頭の中にすごく緻密な構成を持ったうえでインタビューをしたと思うんですけど、インタビューの中ではぐらかされてしまったんではないかと思います。最後の最後にはぐらかす、それがロッドマンのロッドマンたる所以なんじゃないかと。同じ制作者の立場で言えばどれだけお金かけてるんだ!?と思います。」

―全体の中で際立って光っていた「救いのシーン」

 

Q.前編の印象的なシーンを教えてください
「バーン・リッチ君のエピソードが大好きですよ。2m超えの大学バスケットプレーヤーと友達を事故で亡くして半年間引きこもってた少年が友情でもなく、なんていうんでしょうね…、ずーっと一緒にいるんですよ。でもバーン君の家は白人の農家で、どちらかというと黒人に偏見を持つ地域、家族という背景が描かれていました。でもバーン君にはそれがない。ロッドマンを連れて行ったときにお父さんもお母さんも驚いている。「帰れ!」っていうのかと思ったら、「まぁとにかく」って居間に大男を泊まらせる。根っこのところに黒人に対する差別意識は多分あるのだろうと感じます。ロッドマンはそれ以上にバーン君との時間やコミュニケーションが非常に大切だった。バーン君のお父さんがロッドマンを叱る。叱られてロッドマン自身は喜んでいる。家族みたいだって。ホントあのエピソードは良いなって思いましたね。何で印象に残ってるかというと、どこかで悲惨な傷を持った者同士のふれあいがプラスになっている。救いのシーンでもあって、全体の中で際立って光っていた。」

本作を視聴する際には、岸氏の感想・視点を参考にするのも面白いのではないだろうか?
(後編のインタビュー記事も後日掲載予定)

 

岸 善幸(きし よしゆき)
TVディレクター、演出家として数多くのバラエティー、ドキュメンタリー番組を手掛け、数々の放送賞を受賞。また、映画監督、脚本家として「二重生活(2016年公開)」、「あゝ、荒野(2017年公開)」を制作。次回作は今冬クラインクイン(予定)。

ドキュメンタリー~The REAL~【NBAデニス・ロッドマン特集】~スーパースターか悪童か~
前編:9月13日(日) 午後11時~ J SPORTS 3
後編:9月27日(日) 午後11時~ J SPORTS 3
※J SPORTSオンデマンドでも配信

構成:J SPORTSスタッフ

ドキュメンタリー 〜The REAL〜 【NBA デニス・ロッドマン特集】スーパースターか悪童か 前編

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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