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ピックアップ コラム 2020年6月16日

コロナ禍でのマネージメントのキーワードは「自主性」 指導者たちが実践したニュースタンダードに迫る 大久保秀昭(JX-ENEOS硬式野球部監督)×藤田将弘(日本体育大学男子バスケットボール部監督)×青島健太(スポーツライター) 困難突破トーク 監督室編

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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自分の特性を知るために「限界を知る」

青島氏

スポーツの面白さを伝えたい思いから「青島ブ活はじめたってよ」のYouTubeをスタートさせた青島氏

青島:お二人ともに選手たちの自主性、主体性を大事にされていますが、スポーツはそれをどう育てるかが一番大切な要素ですよね。

大久保:僕は大学の時に当時の前田祐吉監督からそういう指導を受け、自分も前田監督のような指導者になりたいと思いましたし、こういう人のもとで野球をしたら野球は楽しいだなということを感じました。そもそも前田監督はたかが野球って言ってましたからね(笑)。 野球がすべてではないということを強く仰ってましたね。

藤田:私も学生たちにはバスケだけにならないように、「勘違いするなよ」という言葉をつけて、もっと遊びに行きなさい、もっと外に出なさい、寮と体育館の行き来だけではバスケはうまくならないということを伝えてますね。

青島:先程、前田監督の話がありましたが、藤田さんが影響を受けた方はいますか。

藤田:野村克也さんですね。いつも野村さんの言葉を心に刻んで監督業をしています。言葉をよく知っている方ですよね。指導をする上で言葉は大切ですが、野村さんの本で勉強させてもらいました。

青島:私は野村克也さんを「野球界の広辞苑」と言ってました。戦術に長けた方という印象が強いかもしれないけど、選手として活躍するには人間としての基本がなってないと長くプレーできない、「プロとは自分の限界を知ること」と仰ってましたね。「限界を知る」というのは自分の特性を知るということでもありますし、自主性や感受性を磨かないとそれを感じ取れないですよね。

大久保:青島さんは野村さんが監督の時に選手だったんですか。

青島:残念ながら私は入れ替わりで、野村さんが監督に就任した時に退団したんです。今考えると自分でお金を払ってでも在籍したかったですね(笑)

大久保:青島さんが尊敬する方は誰ですか。

青島:競技を問わず沢山いますね。中でも特に影響を受けたのは関根潤三さんですね。決して大声で叱責したりせず、選手の自主性に火を点けるのが上手な方でした。関根さんのもとでやるとグングン伸びていったり、倒れかかっている人に良いヒントを与えて、その後自分で考えて再生したり。スポーツは勝負によって喜んだり泣いたりすることが面白さのひとつですけど、スポーツに関わっている間に色んな仲間と出会えることも良いですよね。仲間とお互いに良い影響を与え合えることもありますしね。今の自分何ができるかを考えた時に、そんなスポーツの面白さを改めて伝えたく、YouTube(青島ブ活はじめたってよ)を始めたんです。

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