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ピックアップ コラム 2019年8月11日

IFSC クライミング世界選手権 2019 の見どころ紹介

クライミングコラム by 植田 幹也
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予選では2本のコース(ルート)、準決勝と決勝ではそれぞれ1本のルートに1度だけトライし、6分間のタイム内で「どこまで登ったか」(高度)で成績が決まります。

リードは歴史が深い種目であり、クライミング発祥の地である欧米はアジア諸国より常に先んじて強豪選手を生んできました。しかし最近になって日本・韓国・中国が力を付けつつありその勢力図に変化が見られています。
女子はボルダリング同様にスロベニアのヤンヤ・ガンブレット選手がトップを牽引し続けていましたが、今シーズンに入って韓国の15歳であるソ・チェヒョンがW杯2連勝でランキング首位に立っています。その底なしのスタミナは驚異的。ソと同世代の中国のツァン・ユートン選手、森秋彩選手、なども今シーズンからめきめきと頭角を現している注目の選手たちです。日本人では他に野口啓代選手や小武芽生選手も昨年の世界選手権で決勝を経験しているベテランなので、若い世代に力を見せてくれることを期待。

男子は日本人でも有力選手が生まれつつありますが、まだまだヨーロッパの選手達が最上位を占めます。昨年の世界選手権でもオーストリアのヤコブ・シューベルト選手、チェコのアダム・オンドラ選手、ドイツのアレクサンダー・メゴス選手が表彰台を占め、今回も引き続き彼らを中心に試合展開が進みそうです。日本人では16歳の西田秀聖選手に大注目。先日のW杯で初優勝という快挙を成し遂げて、一躍スターダムへのし上がりました。純朴な見た目、そして年齢に見合わない老練な登りが持ち味です。

リードはクライミングの王道種目。選手たちがどんどんと高みへ登っているその様子は見応えがあるのでぜひ観戦よろしくお願いします。
植田 幹也

植田 幹也

植田 幹也(うえだ みきや)。大学卒業後から始めたフリークライミングに魅せられ、サラリーマンを辞めてボルダリングジムスタッフに。ブログ「Mickipedia」やクライミング雑誌『Rock&Snow』等での執筆活動、ジャパンカップやW杯の実況解説も担当。

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