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ポーランドの来日メンバーは、26才のウルトノウスカとマツシュヅィクが最年長という若いメンバー構成。さらにセンターのロシャクをはじめ、左腕エース・ノセクら20代前半の選手をスタメンとして起用するなど、2019年の熊本世界選手権はもちろんのこと、20年の東京オリンピックも見据えたフレッシュな布陣で臨んだ。 身長を見てみると、185cmの長身ポスト・シャラヴァガを筆頭に170cm台後半の選手が多く揃い、海外、とくにヨーロッパの選手との試合機会の少ないおりひめJAPANにとっても、来年、再来年に向けて非常に貴重な試合となった。
前半、日本セブンは、身長、パワーで勝る相手に対し、アグレッシブに前へ出る3:3DFを選択。しかし、その積極性が裏目に出て、試合開始直後からキャプテン原、角南(果)と立て続けに退場者を出してしまう。その後、DFシステムを6:0DFに変更して一時は落ち着いたが、シュートチャンスを作りながらも得点につながらなかったり、警戒していた相手のポストを軸とした攻撃に対応し切れず失点を重ねたりと、なかなか流れをつかめない。結果11-13と2点ビハインドで前半を終える。 なんとか巻き返したい日本は迎えた後半、横嶋に代えて司令塔に石立を投入。序盤からさっそく石立が攻撃のリズムを作ると、後半6分には14-14の同点に。さらに角南(唯)、池原の左腕コンビがそれに続き、前半不調だった7人攻撃も機能しはじめた。DFではGK板野の好セーブも光り、徐々にゲームの主導権を握っていく。最後は池原のパスから角南(唯)がスカイプレーを決めて、会場に集まった観客を魅了し、26-20で逆転勝利を収めた。
「なんといっても『代表は結果がすべて』というところがある。勝つことはとても大事だから、今回の結果は大きい」とベテラン永田(し)が話したように、DFシステムやメンバーを入れ替えながら前半のミスを後半でしっかり修正し、大勢のファンの前で大きな1勝をつかみ取ったおりひめJAPAN。19年熊本、20年東京と地元での大舞台に向けて、自信を深める結果となった。
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