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モーター スポーツ コラム 2022年7月28日

【フォーミュラE第13&14戦・ロンドン:プレビュー】新王者誕生なるか、天下分け目のロンドン

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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コースレイアウト

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ロンドンのコースは2021年からエクセルエキシビションセンターの屋内を通るコースを使っていますが、常識破りのサーキットとして非常に大きな話題になりましたね。昨年は2レース開催で、ジェイク・デニス(アンドレッティ)、アレックス・リン(今季は参戦せず)のイギリス人ドライバー2人が見事に優勝を飾りましたが、今年も地元イギリス人のドライバー達が多数参戦しているので、地元レースで新たなウイナーが誕生するかもしれません。

「マヒンドラ」はインド国籍のチームですが、アレクサンダー・シムス(マヒンドラ)とオリバー・ロウランド(マヒンドラ)というイギリス人ドライバー2人のラインナップ。かつてのトップチームもチームランキング8位と低迷気味ですが、ニューヨークではシムスが表彰台まであと一歩の4位フィニッシュを果たしたこともあり、良い流れを維持できるか注目です。

「アンドレッティ」所属で、昨年のウイナーであるジェイク・デニス(アンドレッティ)は開幕戦で3位になったのがベストリザルトですが、ここ最近は4戦連続でポイントを獲得しており、ロンドンでは注目すべきドライバーでしょう。

中国国籍の「NIO 333」はベテランのオリバー・ターベイ(NIO 333)、そしてお騒がせ的な部分が目立つダニエル・ティクタム(NIO 333)のイギリス人ドライバーコンビですが、今季はローマで2台揃ってポイントを獲得しただけで、なかなか上位を走れずにいます。

そして、地元出身で勝てるドライバーといえば、サム・バード(ジャガー)。すでに35歳のベテランで、毎年必ず1度は優勝してきたフォーミュラEの顔とも言えるバードですが、今季はまだ表彰台でのフィニッシュがゼロ。キャリア史上最も苦戦しているシーズンになっています。チャンピオン争いという意味ではチームタイトル争いは「メルセデス」「ヴェンチュリ」そして「DSテチータ」の3チームが僅か10点差という接戦になっていますが、今季ミッチ・エヴァンス(ジャガー)が3勝をマークしている「ジャガー」がチャンピオンを争うには地元出身のサム・バード(ジャガー)の上位フィニッシュがより重要なものになってきます。すでに来季の残留は決定しているサム・バード(ジャガー)が地元で奮起することができるでしょうか。

残りは4戦。最終戦は初開催となる韓国・ソウルでのレースとなりデータが出揃っていないコースとなるため、ドライバーランキング、チームランキングの上位ランカーは少しでもリードを広げてあらゆる状況に対応できるよう、ここロンドンで攻めの姿勢を見せなくてはならないでしょう。激しいチャンピオン争いの行方が見逃せません。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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