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モーター スポーツ コラム 2022年5月19日

道上龍監督(BUSOU Drago CORSE)「ドライバーふたりも安定感があり、ほとんどミスなく計画どおりに物事が進み、自分の采配もうまくいった」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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そういう意味でも富士はマシンのバランスもすごく良かったし、タイヤのマッチングも今回の気温とサーキット(のコンディション)に合ってました。ドライバーふたりも安定感があったし、ほとんどミスなく計画どおりに物事が進み、自分が考えた采配もすべてうまくいったので、ああいう結果(2位表彰台)に繋がったのかなと思います。

※2:2013年までGT500に参戦、2018年からDrago CORSEとしてGT300に参戦。昨シーズンまでドライバーとして出場している。

ーーチームとしてベストグリッドからの決勝を前に、どのような作戦を用意したのですか?
道上:今回、下位に沈んだ予選ではなかったので、いろんな状況に対して作戦の幅を広げられるんじゃないかなとは思ってました。ちょうど我々が選んだタイヤはダンロップさんの中でもやわらかめのものだったので、決勝日は天気が良くなることもあり、そのソフトタイヤが前半どれだけ保ってくれるかによって2スティント目にタイヤを変えるかどうか……という作戦を考えていました。タイヤが保ってくれたことで予想よりは(ピットインのタイミングを)引っ張れた感じはしました。本当は35周くらいまで(ピットインを)延ばせそうでしたが、早めに(ピットに)入ったチームもあったり、(コース上で)目の前に周回遅れの車両が来たりして。タイヤは全然問題なかったようです。ただトラフィックに引っかかってしまっていて、そこでのタイムロスが出てきたので30周目にピットインする決断をしました。タイヤも(スタート時と同じ)ソフトにして、ピット作業も結構早くて(コースへ)出て行きました。

ーー実際、ライバル視していた10号車、61号車ともそれぞれ異なる戦略を採りました。
道上:僕らの中では10号車(TANAX GAINER GT-R)をマークしていました。向こうはうちよりもちょっと早めに(ピットに)入ってましたが、一方でその時点で2番手にいたスバルさん(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)は、ちょうどピットが隣だったということもあり、彼らの動きもよく見えたんです。ざわついているなぁという感じでね……。向こうは僕らよりも何周か(ピットインのタイミングを)引っ張っていたんですが、ピット作業にちょっと時間がかかっていたような雰囲気もあったし。スバルさんが(38周終わりで)ピット作業を終えた時点で、僕らのクルマはちょうど最終コーナーから加速している時だったんです。1コーナーに(61号車が)出てきた直後をアウトから抜くことができたので、2番手にジャンプアップできたんですよね。作戦としてはすごくうまくいきました。もし、ワンスティント目に柳田選手で引っ張りすぎて前も抜けずにいたら、ラップタイムも落ちていたと思うので、その判断が早めにできて良かったと思います。

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