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モーター スポーツ コラム 2022年5月2日

SUPER GT第2戦プレビュー 初めての450kmレースは、誰にも勝利の行方が見えず

モータースポーツコラム by 皆越 和也
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もし、雨にでも見舞われようものなら、公式テストではCRAFTSPORTS MOTUL Zの千代勝正/高星明誠組が絶好調!ミシュランのウェットタイヤが最高に機能して、ウェットコンディションだった2セッションは、いずれもトップタイムを記録しているからだ。せっかくのGWだけに、多くの集客が見込まれるレースながら、雨降れ……なんて期待も、彼らには許されるはずだ。どうあれ、今回のGT500クラスは混戦になる、そうとだけ予想させていただきたい。

思った以上に深刻なGT300勢。FIA-GT3勢の優位は続くか?

第2戦で活躍が期待される88号車Weibo PrimezランボルギーニGT3

前回の岡山で、GT300クラスのポールポジションを奪ったのは、SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人/山内英輝組だった。GT300車両は総じてBoPによってリストリクターが絞られたり、最低重量が引き上げられたりして苦戦を余儀なくされるとの予想とは裏腹な結果になっていた。嬉しい誤算というところではあったが、いざ決勝を迎えてみると……。必死に逃げた井口だったが、序盤のうちにトップを奪われ、またピットでエンジン再始動に手間取ったこともあって、その後は挽回の機会さえ与えられなかった。

それでも終盤に相次いだアクシデントに乗じて、9位でゴールして貴重なポイントを稼いだのは、さすがディフェンディングチャンピオンとしか言いようがない。そして、これがGT300車両として最上位でもあった。他のGT300車両は入賞すら許されなかったのだ。

デビューしたばかりのGR86勢はおろか、実績あるGRスープラ勢とて、FIA-GT3勢に手も足も出せずという状況となっていた。予兆は公式テストからあった。いかなるコンディションにおいても、FIA-GT3勢がトップであり続けたからだ。

GT300車両の持ち味が最大限に活きるのはコーナリングであるのだが、重量増で封じ込められて、リストリクターで絞られている分、ウィングを寝かせるとコーナーが安定しないという悪循環が生じている。昨年はSYNTIUM LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹/河野駿佑組が2勝を挙げて、非常に相性のいいはずの富士ながら、年またぎの3連勝とはまずいくまい……。

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