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大嶋和也選手(No.14 ENEOS X PROME GT Supra)「自分たちの実力で獲ったポール・トゥ・ウィンだなという実感がある」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子決勝レースで1番グリッドに向かう14号車
──予選では、自身通算6回目のポールポジションを獲得。記者会見で「久しぶりにポールを獲れてうれしい」とコメントしていましたね。
大嶋:(2016年第4戦SUGO大会以来のポールポジション獲得だが)前がいつかあんまり覚えてないです(苦笑)。(今まで)僅差の2位みたいなのが結構あって。毎回ちょっと届かずポール(ポジション)じゃなかったので、悔しい思いをしていました。今回ちょっとミスもあったものの(ポールポジションを)獲れたので、獲れる時はこんな簡単に獲れちゃうんだなと思いました。
──久しぶりのポールポジションスタートとなり、レースに向けての緊張感やプレッシャーはなかったのでしょうか?
大嶋:予選からかなりプレッシャーはありました。ここ数年は、相方(山下健太)がアタックに行ってそのサポートを重点的にやって……と、そんなに自分がガツガツと前に出ることをなるべくしないようにしていたし、それがベストであればいいなと思っていたんですが。やっぱりドライバーなので、自分がポールを獲って自分の力で優勝できるという絶好のチャンスですし、絶対決めたい! そう思っていました。
──決勝におけるチーム戦略は? グリッド前でセット変更もしたと聞きました。
大嶋:僕らが(決勝用に)選んだタイヤは、気温があそこまで上がる(※1)とツラいんじゃないかという(レース)コンディションでした。若干、(選択した)タイヤは(他車とは)構造もコンパウンドも違ってて。レンジ(作動温度)はみんなと一緒なんですが、ちょっと種類が違うゴムだったので。温度が上がってきたときの懸念はあったんですが、思ったよりも決勝中はタレもなく最後まで走れたので予想よりも大丈夫だったなという印象でした。決勝日は路面温度もかなり上がっていて、(レース直前のウォームアップ走行ではクルマの)ダウンフォースも減っていましたし、タイヤのムービングも出始めていてフィーリングがかなり良くありませんでした。
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