人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2022年4月20日

2人の主役が誕生した2022年スーパーフォーミュラ開幕大会

SUPER GT by 吉田 知弘
  • Line

しかし、これで終わらないのが、スーパーフォーミュラの面白いところ。野尻は早いタイミングにピットを済ませて逆転を狙った分、タイヤを使い込んだ状態にある。その一方で平川はタイヤ交換したてで新品の状態だ。この優位性をいかし、一気に野尻との差を詰めると、30周目のメインストレートでオーバーテイクシステム(OTS)に手をかけ、野尻に並びかけた。

これに対し、野尻も対抗するべくOTSを発動。2台並んで1コーナーに飛び込んだが、サイドバイサイドのバトルはまだ終わらない。2台はコカ・コーラコーナーまで並走したが、常にコーナーのイン側にいた野尻がポジションを守った。

ここで2台がOTSを解除し、一旦は休戦かと思われたが、平川はまだ諦めておらず、ダンロップコーナーでも積極的に仕掛けていく。ここで野尻を追い詰めていき、13コーナーでアウト側のスペースをみつけて、ついにトップに浮上した。

J SPORTS 放送情報

スーパーフォーミュラでは13コーナーでオーバーテイクになることがあまりないほか、アウト側から抜いていくのは、かなり難しい。だが、平川は少ないチャンスをものにするべく、飛び込んでいったのだ。

「野尻選手もフェアに戦ってくれましたし、あれ以上バトルが長引いてしまうと僕のタイヤも(おいしいところが)落ちてしまうので、チャンスはあそこだったのかなと思います」(平川)

そのまま最後まで手を緩めることなく攻め続け、2022年の初戦を制した平川。開幕前のテストでは「調子が良くない」と苦戦しているように感じられたが、チームとともに見事リカバーし、最高の結果に結びつけた。

「シーズンオフはクルマがなかなか決まらなくて、若干気になりましたが、今朝なんとなくまとまってきて走れたので、良かったと思います。今シーズンは初戦から優勝できて良かったです」(平川)

【これが王者の走り、前日のリベンジを果たす快進撃】

白熱のオーバーテイク合戦が展開された第1戦から一夜明け、同じ富士スピードウェイを舞台に第2戦の予選と決勝が行われた。

  • Line

関連タグ

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ