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モーター スポーツ コラム 2022年3月4日

阪口晴南が盤石のポール・トゥ・ウインを飾った第2戦スパ・フランコルシャン

SUPER GT by 平野 隆治
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本番さながらのアタック合戦となったが、最後のアタッカーとなった阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が魅せた。2分14秒943を記録し、最後の最後でポールポジションを奪ってみせたのだ。「コース長が長いので、1周をまとめるのが難しかったです」と阪口は振り返ったが、これでポールポジションと予選ポイントを獲得してみせた。2番手には三宅、3番手に大湯、4番手に山下、5番手には中山がつける結果となった。

■展開を制した阪口が大きなリードを築く

続けて行われた決勝レースは、序盤から波乱含みとなった。ポールポジションの阪口がホールショットを決めるかと思われたが、スタートを合わせてきた三宅が1コーナーでインをうかがい、長いケメルストレートエンドのレ・コームでトップに浮上する。

序盤から阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)と三宅淳詞(たかのこの湯 GR Supra GT)は激しいトップ争いを繰り広げた。

しかし、その直後のブリュッセルへの下りで、三宅は接触があったか姿勢を乱してしまう。さらに大湯も巻き込まれ順位を落としてしまうことに。阪口がトップを守り、山下、中山、坪井というトヨタGRスープラ勢のトップ3、そして大湯と続くオーダーとなった。

上位争いをしていた三宅淳詞(たかのこの湯 GR Supra GT)は無念の接触で順位を落とした。

そんな上位争いのなかで、まずは中山が4周目のブランシモンで阪口をかわすと、大湯が5周目のラ・ソースで山下をかわし3番手へ。大湯はさらに同じ周の最終シケインで阪口をかわし2番手へ。次第に中山に接近すると、7周目にはついにトップへ。中山と大湯はその後も9〜10周目にかけて激しいトップ争いを繰り広げた。

一方その間、7周目を終えたあたりから上位陣も続々とピットインを行っていく。第1戦に続いてピットインを遅らせたのは大湯だったが、戻ってみるとトップに浮上したのは阪口。大湯は阪口の後方でピットアウトしたが、山下にかわされ、さらにふたたび中山と表彰台争いを展開していくことになった。

トップに返り咲いた阪口は、その後大きくリードを広げていき、最後は13.686秒差をつけ優勝。第1戦の2位に続き、第2戦を優勝で飾りランキング首位に立った。「オーソドックスな戦略を採りましたが、スタート直後の展開が自分にとってはラッキーでしたね。燃費、タイヤもマネージメントすることができました。鈴鹿で暴れてしまった分、落ち着いてレースをしたかったので良かったです」と阪口。

2位は山下で、3位は大湯。これで大湯はランキング2位につけることになった。4位は中山という結果に。5位争いは終盤、三宅、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)、坪井翔(au TOM'S GR Supra)太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)による争いとなったが、牧野、坪井が相次いでクラッシュ。三宅が5位を守った。

J SPORTS オンデマンド番組情報

文:平野隆治

平野 隆治

平野 隆治

1976年横浜市出身。モータースポーツ専門誌、サイトの編集部員を経て、2015年からモータースポーツを中心にした“自称なんでも屋”に転身。SUPER GTは10年以上ほぼ全戦現地で取材をこなしてきた。

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