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モーター スポーツ コラム 2021年12月28日

勝者を讃え、仲間を気遣う……山本尚貴がSUPER GT100戦目で見せた“姿”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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「色んな先輩とかドライバーを見てきて、やっぱり負けたレースの時に、その人の素性が出ると思うんですよね。調子が良い時って、みんなにチヤホヤされるし、自分も勘違いしやすいです。仮にちょっと振る舞いが悪くても、結果が出ていると、それがなかなか目立たないですけど、結果が悪い時って、色々な意味で、その人の全てが出ると思います」

「(マシンを降りた時は)正直、頭の中は空っぽになっていましたし、みんな頑張ってここまでやってきたのに、その努力が一瞬で泡になっちゃったので、押し潰されそうな気持ちになっていました」

「どういう顔をして、みんなに会えばいいのか……多分、感情のままにいったら、収集がつかなくなりそうだったので、マシンを降りた後の数秒しかなかったですが、色々と自分の中で整理していました」

「まずは勝った36号車を讃えに行くべきだなと思いました。誰がどう見ても、今日の36号車は一番速かったし、チャンピオンに値する走りをしたから、タイトルを獲ったわけで、祝福するのは当たり前です」

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「自分の振る舞いが正しいかどうかは、他人が判断することですけど、自分が今できる限りの振る舞いをしたつもりです」

そして、ピットに戻ると、山本がチームスタッフに真っ先に口にしたのが「すみません」という言葉だった。

「やっぱりハンドルを握っているのは僕でしたから……。ちょっとペースが遅かったりしたら、逆に巻き込まれていなかったのかなとか、もうちょっとペースを上げるタイミングが早ければ、接触も避けられたのかなと、いろいろ考えてしまいました」

「これだけプレッシャーのかかるレースの中で、(牧野)任祐そうだし、メカニックさんも含めて、あの時点までは誰ひとりミスをしていなかったです。最後、自分のミスではないのかもしれないけど、ただ最後にハンドルを握っているのは僕だから……責任はあるし、謝っても結果は帰ってこないけど、謝ることしかできなかったです」

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