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モーター スポーツ コラム 2021年12月11日

SUPER GT 第8戦:坪井 翔(No.36 au TOM’S GR Supra) 「1年間戦ってきた思いとチャンピオンを獲ったことなど色んな思いで泣けてきた」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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念願のシリーズチャンピオン

念願のシリーズチャンピオン

──念願の優勝を果たし、結果としてチャンピオンになれた一番のポイントは何だと思いますか?
坪井:なんですかね(苦笑)。富士はGR Supraとの相性が良くて、(今回も勝つ)チャンスはあることはわかっていました。第2戦も富士だったし、普通にやれれば、実力を出し切れば、十分勝てるチャンスはあるという自信と、第2戦の結果も含めてミスさえしなければ必ずチャンスは来るということがわかっていました。それを全部遂行できたというか全員がミスなくやるべきことをやった結果、優勝がついてきたので、どこかポイントがあったということではなくて、やるべきことをやった結果が優勝に結びついたという感じです。

──今シーズン、新たにコンビを組んだベテランの関口雄飛選手からはどのようなことを学んだのでしょうか?
坪井:関口選手はアツい(タイプの)ドライバーなので……。僕もハンドルを握ると”行くタイプ”だと思うんですけど(苦笑)、それが化学反応を起こすことを楽しみにしていましたが、チームメイトとして彼のレーシングスタイルを間近で見ながら一緒に一年間レースをしてみて、改めてレースに対する取り組み方、準備の仕方、レースウィークの時間の過ごし方などをしっかり自分でマネジメントして、プロの意識を持って時間を有効的に使っているなということをすごく感じました。そこは見習いたいと思いましたし、レーシングスピリッツというかあのアツさは僕も尊敬しているので。レースでのファーストスティントもそうでしたが、見ている人も興奮するような走りをする人なので、それを見習いたいと言うか僕もしたいなと思っているので、そういうところをもっともっと吸収して(ファンに対して)”魅せるレース”ができればいいなと思っています。

──少し気が早いですが、チャンピオンとして挑む来シーズンの目標を聞かせてください。
坪井:やはり二連覇したいので、(タイトルを)獲るための戦いをしたいですし、今年悔しい思いをした人たちが”来年こそは!”と挑んでくるので、今年チャンピオンを獲ったからと結果におごらず、僕自身がもっと高いレベルを目指して連覇にふさわしい走りをしたいと思います。今年は正直”他力”もあって、自力チャンピオンという意味ではなかったので、来年はしっかりとつねにチャンピオン争いをしながらポイントリーダーもしくは2番手くらいで、自力でチャンピオンを獲れる位置にまずいること、その上で自力チャンピオンを獲れるようにしたいと思います。

──では最後に、この企画恒例である今日あった”ちょっとした幸せ”を教えてください。
坪井:今回、お客さんが結構入ってくれた(観戦に訪れた)こともあって、ファンとか色んな方が写真を撮ってくれて……。僕は走っているので(わからないが)、ピットの中の様子や(チームの)メカさんが喜んでいるシーンとか、僕らがピットに戻ってきてメカさんらと抱き合う瞬間とか、客観的に見ることができないものをSNSなどで写真として見た瞬間に、『ホントにチャンピオンを獲ったんだなぁ』とかとか『勝ったんだなぁ』とチームでがんばってきたんだなぁっていう瞬間を画として見ることができて、すごくうれしかったですね。

【SUPER GT あの瞬間】

SUPER GT 第8戦:坪井 翔(No.36 au TOM’S GR Supra)

文:島村元子

島村元子

島村 元子

日本モータースポーツ記者会所属、大阪府出身。モータースポーツとの出会いはオートバイレース。大学在籍中に自動車関係の広告代理店でアルバイトを始め、サンデーレースを取材したのが原点となり次第に活動の場を広げる。現在はSUPER GT、スーパーフォーミュラを中心に、ル・マン24時間レースでも現地取材を行う。

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