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SUPER GT 第8戦:坪井 翔(No.36 au TOM’S GR Supra) 「1年間戦ってきた思いとチャンピオンを獲ったことなど色んな思いで泣けてきた」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子 0レース後、山本尚貴選手に声を掛けられ頭を下げる坪井選手
──レースは51周目に状況が大きく変化します。4位にいた1号車(STANLEY NSX−GT)がGT300クラス車両との接触で大きく後退。また14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)も3番手に下がり、36号車(au TOM’S GR Supra)にはチャンピオンの可能性が膨らみました。この状況は随時把握していたのでしょうか?
坪井:その都度無線が入っていました。『真後ろにいる14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)が何秒で走っている』、『37号車(KeePer TOM’S GR Supra)が(14号車を)抜いてきたあと何秒で走っている』とか『1号車(STANLEY NSX−GT)が脱落したよ』とか全部……。まぁ、1号車(STANLEY NSX−GT)がどういう経緯で脱落したかは聞いていませんが、順位が変動したことのインフォメーションは常にあって。14号車(ENEOS X PRIME GR Supra)は徐々に引き離せていたので問題ないかなと思っていましたが、その後は(36号車より11ポイント上回る)8号車(ARTA NSX−GT)の順位次第ということで……。そこをやり取りしながらという感じでした。
僕らがチャンピオンになるには勝つしかチャンスがなかったので、この順位をしっかり守り切って優勝しないと、話が進まないのでそれだけを意識しました。そこで何号車が何位になったら……というのは、勝ってその話が生まれてくるので、(自分たちは)結構シンプルに考えられました。ただ最後まで何が起きるかわからないのがレースなので、優勝すること、ゴールまでしっかりクルマを運ぶことに集中して走っていました。
──最後は2番手の37号車(KeePer TOM’S GR Supra)に対し6秒近い差を着けてチェッカー。自身初優勝を果たし、加えてチャンピオンになりましたが、その瞬間の気持ちは?
坪井:まず優勝できたことがすごううれしかったです。開幕戦と第2戦でかなり悔しい思いをしていて、その悔しかった思いが最後に全部吹き飛んだ! じゃないですけど、がんばってきて良かったという思いと、第2戦で獲れたはずの優勝が獲れずにチームとしても悔しい思いをしていたので、全員の思いを想像していたら泣けてくるような気持ちになりました。というか、泣いてましたね。号泣していました(笑)。無線が入ってから感極まったというか……。(チームの)ピットが割と1コーナー寄りだったこともあり、ピット前をゆっくり通過したときにメカニックさんやドライバー、全員が喜んでくれている姿を見て、1年間戦ってきた思いとチャンピオンを獲ったことなど色んな思いで泣けてきましたね。号泣しながら1周走ってました(笑)。お客さんの姿もあったので最高でした。
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