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モーター スポーツ コラム 2021年11月17日

朝シャンの思い出

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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ついに最終戦を迎えるSUPER GT2021。富士決戦の行方はどうなるのか!?

朝シャン派です。
毎朝シャワーを浴びながら、今日は何をして、誰に連絡して、そして、そして、+連想が止まらずに30分も浴びていることがあります。

今日の朝には、富士スピードウエイ(FSW)のことをふと思いました。そう、SUPER GTの最終戦が来週に迫ってきました。しかし、そのイベントのことではなくて、東ゲートのことを思ったのです。FSWの周辺は新東名がすぐ側を通るための工事が進められていて、東南から南西の地区が大きく様変わりしています。日本では珍しいランナバウト(環状交差点)が出来たりしています。

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さて、思い出したのは、昔々の東ゲート。確か48年前のこと。その頃東ゲートはほとんど閉鎖されていて、ゲート前の広場は、ジムカーナなどのイベント会場となっていた。ボクが加わっていたレーシングカートクラブでその場を借りて、走行会、クラブ会員だけのレースをした。当時所有していたカートは、日本カート製のシャシーにロビンの2サイクルエンジンを積んでいた。
今や、エンジンはカーターのシート横に積まれているけれど、ボクのはシートの後ろ。当然シートは前に位置していて、膝を曲げて、ステアリングに当たりそうになるような格好でのドライビング。当時でもとてもクラシックなカートだった。サーキットに行けば見物人が多かった。エンジンは、ノーマルとチューニング済みの2基を持っていたけれど、チューニングバージョンは、気難しくて低速ではプラグがカブってしまって、使い物にならなかった。何よりもキャブレターがフロートタイプだったので、コーナーで燃料が偏りしてしまって、ガス欠状態になり易かった。スクーターや農耕機から転用したエンジンだから、レーシングカート用ではなかった。トラブルが頻発するのは当たり前。
そして、タイヤ。グッドイヤー製のブルーストリークというスリックタイヤがあったけれど、高くて、高くて買えなかった。装着されていたタイヤは、どこのメーカーのものだったかも覚えていないけれど、多分遊園地のゴーカートで使われていたものと同じだったのだろう。だから、何周走ってもほとんど減らない。トレッド表面が溶けるような状態になったことなど皆無。コーナーに突っ込めばアンダーが出て、クリッピングでアクセルを開けるとリヤが滑り出し、カウンターを当てっぱなし。だから、タイムなど出せやしない。そこで一生懸命コーナーの進入時から最小限の4輪ドリフト状態で走行した。しかし、どうしても左コーナーでは決まらない。走行を終えて、平な場所で何気なく右フロントタイヤを触るとクルリと回転するではないか。見ると地面から1センチ近く浮いている。これでは3輪ドリフト。曲がるわけない。フレームが曲がっていた。そんなことを朝、思い出した。チャンチャン。

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文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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