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モーター スポーツ コラム 2021年11月17日

【スーパーバイク世界選手権 最終戦 マンダリカ:プレビュー】ラズガットリオグルの戴冠か、それともレイの大逆転か?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ラズガットリオグルの戴冠か、それともレイの大逆転か?

ラズガットリオグルの戴冠か、それともレイの大逆転か?

「FIMスーパーバイク世界選手権」の2021年シーズンはいよいよ最終戦。コロナ禍の中でフライアウェイ戦を開催していますが、前戦の南米アルゼンチンから東南アジアのインドネシアに移動し、今季ラストの戦いを迎えます。

インドネシアに新設のマンダリカサーキットで11月19日(金)〜21日(日)に開催されるスーパーバイク世界選手権のレースの模様はぜひJ SPORTSでお楽しみください。

さて、まずは今回初開催となるマンダリカサーキットについてご紹介しましょう。同サーキットはインドネシアのバリ島の隣、ロンボク島のビーチリゾートに新設された1周およそ4.3kmのコースです。ターンは全部で17ありますが、シンプルなストップアンドゴーサーキットといった印象で、海抜も低いということでアップダウンが少ないフラットなコースと言えます。

来年は2月にMotoGP公式テスト、そしてインドネシアGPが15年ぶりにマンダリカサーキットで開催されることになっており、世界中のバイクレースファンの目が「FIMスーパーバイク世界選手権」最終戦に注がれることになります。

さて、注目のチャンピオン争いはランキング首位のトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)=531点、ランキング2位のジョナサン・レイ(カワサキ)=501点の2人に絞られました。その差は1レース分以上の30点差ということで、前戦アルゼンチンでレース1、スーパーポールレースで連勝したラズガットリオグルがレイとの差を広げる形になりました。

そしてやってくる最終戦。誰もレースをしたことがない新設コースでの戦いは未知数な部分が多いですが、初開催のコースを得意としているのはやはりラズガットリオグルです。今年チェコのモストサーキットで開催されたレースでラズガットリオグルは優勝していますし、昨年はスーパーバイク世界選手権を初めて開催したポルトガルのエストリルでポールポジションから優勝。そういうデータからもラズガットリオグルは大本命でしょう。

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