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モーター スポーツ コラム 2021年11月18日

SUPER GT 第7戦:篠原拓朗(No.21 Audi Team Hitotsuyama)「チェッカーを受けたあと、チームに『本当に勝ったんですか!?』と確認した」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──緊張とプレッシャーの中で挑んだ決勝だと思います。
篠原:予選が終わってからのタイヤの状態を見たのですが、非常にいいものでした。ロング(決勝でのタイヤの持ち)はいいんじゃないかというチームとしての予想もありながら、今年の過去6レースはノーポイントで来てしまっていたので、どこか僕の気持ちの中ではちょっと不安な部分がありまして……。5位スタートだったので順位を下げてしまう心配もありながら、表彰台にも乗りたいという気持ちもありながら……という感じでしたが、チームでは、決勝前に『決勝が獲れたら、すごくいい終わり方ができるよね』という話をしていたんです。結果的に優勝できたので、ものすご~くいい流れでレースを終えることができました。

21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS 篠原拓朗選手

21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS 篠原拓朗選手

──ところで。お話しする様子からはレーシングドライバーらしくない穏やかな雰囲気が伝わってきます。レース中も同じ感じですか?
篠原:どうなんでしょう(笑)。あまり意識したことはないですが、余裕があるときというか普段とレース中では、そんなに変わらないと言われますが……。ただ、たまに余裕がなくなると無線でしゃべったあとに自分でも(違いに)気がつくことはあります(苦笑)。チームからは『(無線の声が)聞き取りやすい』とは言われますが……日本語がヘタで、ちゃんと伝わっていればいいなという部分も不安なポイントなんです……。もてぎの優勝会見のとき、端から僕、川端選手、(GT500勝者の)野尻(智紀)選手、福住(仁嶺)選手って並んでいたんですが、お世話になっている方から『おまえは他の3人と比べて、しゃべるとだいぶ残念だ』という話があったりして(笑)。『レース、できるの!?』と聞かれることもたまにありますしね。レース自体はカート時代から合わせて20年やってるので、ちょっと悲しいです(苦笑)。

──そうなると、レースを始めたきっかけが気になります。どういう経緯があったのですか?
篠原:もともとちっちゃい頃から”ビビリ”で。何事も挑戦したがらなかったんです。両親が、家族仲良くみんなでなにかをやりたいと思っていたとき、ポケバイ(を介して)で家族が仲良くしているのをテレビで観たらしいんですね。両親はクルマが好きだったので、『じゃぁカートに乗せてみよう』という話になったのですが、僕は3、4ヶ所(カートができる施設に)連れ回されてもずーっと『イヤだ!』って泣いてたんです(笑)。で、最後にたまたま(遊園地の)よみうりランドに行ったとき、そこに風で回っている三角くじ(エア抽選機)があって、『あれ、やりたい!』って言ったら、『1回、電動キッズカートに乗ったら(くじ引きを)やっていいよ』って(ことになった)。で、しぶしぶ(カートに)乗ったら、ものすごく楽しくて。そこからハマりました(笑)。両親にも感謝ですが、風で回っている三角くじがなければ今の自分はないと思うので(笑)。それがきっかけでした。

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