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モーター スポーツ コラム 2021年11月4日

ようやく噛み合った“勝利への歯車”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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そうして、ひとつひとつを丁寧に積み重ねていき、喉から手が出るほど欲しかった“最高の結果”を、九州の地で掴み取った野尻と福住。パルクフェルメでは、苦労をともにしてきたメカニックたちと喜んでいたのが印象的だったのだが、2人は早くも“次”を見据えていた。

福住にとっては、地元・九州で掴んだ嬉しい今シーズン初勝利となった

「今回、決勝レースのパフォーマンスが非常によかったので、次のレースもまた優勝で終えられるように全力を尽くすことになります。その反面、今回は出だしでちょっとつまずいたところがあったので、振り返るべきところはたくさんあります。そのあたりをしっかりと解析し、またそれをエンジニアさん任せにするというわけではなく、私たちドライバーも一緒になってチームのポテンシャルをどんどん引き上げるために、次のもてぎ大会までしっかりと時間を使って、準備していきたいと思います」(野尻)

「僕自身もまだ満足できないところもあります。クルマの方でもまだまだできるところはいっぱいあると思うし、野尻さんと同様に、ここからチームの皆さんだけに任せるのではなく、僕たちもチームのガレージへ行ったりして、次戦に向けてもっと高いパフォーマンスを出せるようにしたいです。次戦も優勝目指してがんばりたいと思います」(福住)

思ったより時間はかかってしまったが、ようやく歯車が噛み合ってきた8号車。条件としてはかなり厳しいが、まだ逆転チャンピオンの可能性は残っている。そこに向かって、まずは今週末のもてぎ大会でも力強い走りをみせたいところだろう。

そういう意味でも、次回の第7戦もてぎ大会は、彼らの真価に注目が集まる1戦となりそうだ。

文:吉田 知弘

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吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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