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第6戦でポールtoウィンを飾った31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT。
そして、もうひとつは新田守男/阪口晴南組のK-tunes RC F GT3に次ぐ3位が、井口卓人/山内英輝組のSUBARU BRZ R&D SPORTだったことだ。ポイントリーダーとして臨み、また、サクセスウェイトの上限100kgに達した3チームのうち、唯一入賞を果たしたばかりか、高得点に成功していたからだ。これにより、一気にシリーズをリードすることとなった。
さすがにSUBARU BRZ R&D SPORTが、今回も表彰台に立つことはないだろう。ひとつには半減されても75kgものヘビー級ウェイトで、なおかつコーナリングマシンであるBRZにとっては、むしろ苦手と言ってもいいコースだからだ。したがって今回は、最終戦・富士で悲願のタイトルを確実にものにするため、「送りバント」的なレースになるのではないか? 1ポイントでも多く獲ろうと。
その上で、冒頭で触れたとおりGT300クラスでは、相性の良し悪しがハッキリ分かれるサーキットでもある。第4戦の結果を振り返る限り、GT-RとGR Supra以外に勝ち目はなさそうに感じるほど。ただし、勝ったのは加藤寛規/阪口良平組のmuta Racing Lotus MC。このときはしかし、ドライバー交代を遅らせたがゆえに、アクシデントが発生してFCY発動直前に、ピットに戻れたという展開に恵まれた上での勝利でもあって、実のところマザーシャシーは本来、苦手としているサーキットでもあった。
それはともかく、GT-RとGR Supra勢は、総じて大量のサクセスウェイトを積んでいる。これが予想をさらに困難にするのだ。先にも触れたとおり、もてぎは非常にウェイト感度が高いからである。一昨年まで「もてぎでは無敵」説もあった、蒲生尚弥/菅波冬悟組のLEON PYRAMID AMGが以前のようなノーウェイト状態で勝ち続けてきたが、ウェイトを背負わされた途端に苦戦を強いられており、昨年の第7戦では入賞すら許されず、今年の第4戦ではようやく9位につけたほど。
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