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第7戦は今シーズン2度目のツインリンクもてぎ決戦となる。
ツインリンクもてぎが舞台となる、SUPER GT第7戦はご存知のとおり、サクセスウェイトが半減される一戦でもある。前回まで獲得ポイントの2倍だったGT500クラスはポイントそのままのウェイトを積み、3倍だったGT300クラスは1.5倍となるウェイトを積むため、ランキング上位陣ほど重荷を背負わずに済む。ちなみに最終戦は全車ノーウェイトにもなる。
ところで、もてぎと言えば例年最終戦の舞台で、しかも250kmレースとして開催されてきた。さらにノーウェイトということで、タイヤ無交換など戦術の駆使で、成績の左右もあったわけだが、第7戦というのが重要なポイントで、ウェイトは半減されても搭載せねばならず、なおかつ300kmレースなのである。そのため従来のセオリーが通用しなくなることは、コロナ禍でリスケジュールせざるを得ず、やはり第7戦として開催された昨年の例で明らかだ。
さらに加減速を頻繁に繰り返すレイアウトは、相性の良し悪しがしっかり分かれる。特に車種のバラエティに富むGT300クラスでは、顕著に現れるであろうから、一筋縄ではいかない戦いとなるのは、もはや必至と言えよう。
予選結果が、そのまま決勝の結果には結びつかなかったオートポリス
第6戦でようやく結果が伴う走りを見せた38号車ZENT CERUMO GR Supra。
「やっと勝った」、それが素直な印象だったのではないか? 前回のオートポリスで優勝を飾ったのは、野尻智紀/福住仁嶺組のARTA NSX GT。ここまで速さでは他を圧していたのに、なぜか決勝では展開に恵まれず、第5戦SUGOではポール・トゥ・ウィンさえ夢ではなかったのに、ピット戦術のミスが重なって、勝てずにいたチームがついに。
2位は立川祐路/石浦宏明組のZENT CERUMO GR Supraが獲得。SUGOでエンジントラブルを抱え、3基目のエンジン投入となって、「5秒ストップ」のペナルティを受けたGR Supra3台のうちの1台ではあったが、しっかり追い上げ果たして、この結果を得ていた。ARTA NSX GT同様、確かに積んだサクセスウェイトは軽かったとはいえ、他の2台が予選で速さは上回っていたことを思えば、驚異的な結果と言えるだろう。
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