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モーター スポーツ コラム 2021年10月27日

2021スーパーフォーミュラ 第6戦レビュー| 先輩の背中を追い続け、自らでたぐり寄せた初勝利

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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15号車陣営には、SUPER GTでパートナーを組む伊沢拓也がアドバイザーを務めているほか、錚々たるメンバーが脇を固めている。だが、最終的にQ3をスリックタイヤでいくと決めたのは、他でもない大津自身だった。

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「Q3になって、みんながウエットタイヤを選んだ中、僕だけスリックで走り始めましたけど、Q2と比べれば、グリップしているなと思いましたし、雨量もQ2ほどではなさそうだったので、『これはいけるな』と思って、そのままステイアウトの判断をしました」

「あそこでスリックタイヤを選択できると思ったのは僕だけ。失うものがないから、そういう判断ができたという見方もありますけど、スリックタイヤでもグリップするということを感じられたのは、今日の予選の流れを考えると大きかったです。この結果は自信になりましたね」

予選後、アドバイザーの伊沢拓也と喜びを分かち合った大津。

この経験が、早速翌日の決勝でも活きる。朝からの雨の影響で路面はウエットコンディションだったが、スタート時点で雨は上がっている状態。さらに途中から太陽も顔を出し、急速に路面は乾いていった。

そんな中、スリックタイヤに交換したばかりのサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)がスピンを喫し、安全確保のためセーフティカーが導入されることに。ここで、トップを走る大津は真っ先にピットインを決断した。普通ならトップを走っていると、ピットストップのタイミング等で“先手”を打ちにくいのだが、この時の大津には予選での経験が、決断を後押しする材料となっていた。

「普通、先頭を走っていると後ろの人が動いたら動くと言うのがセオリーですけど、僕の中では予選Q2のコンディションでスリックを走った経験がありました。その時に比べたら、全然乾いている状況だったので、良いタイミングでピットに入れました」

スリックタイヤに交換して以降もトップを死守した大津。後方ではアクシデントが絶えず、セーフティカーが合計3度も導入される大波乱の展開となったが、大津は全く動じない走りで優勝を飾った。

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