人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年10月14日

【スーパーバイク世界選手権 第12戦 アルゼンチン:プレビュー】新王者誕生なるか?チャンピオン争いは三人に

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
  • Line

いやぁこれぞ真のチャンピオン争いですよ。毎度毎度の上位3人によるスリリングなトップ争いはいつも面白いのですが、チャンピオン候補たちがミスを繰り返したり、そのミスがライバルにも連鎖したりと、ここまで安定した走りを展開してきた上位ランカーたちが限界点を越えてしまう。しかも6年連続でチャンピオンを獲得してきた生きるレジェンド、ジョナサン・レイ(カワサキ)までもが転倒してしまうという状況は普通ではありません。

トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)のレース2の転倒は参戦4年目にしてチャンピオンが見えてきた彼にのしかかる大きなプレッシャーを感じますし、そういう意味でも今季の「FIMスーパーバイク世界選手権」は特別ですね。そんなチャンピオン候補の筆頭、トプラク・ラズガットリオグルのプロフィールを改めて紹介しておきましょう。

ラズガットリオグルはトルコ出身の24歳。スーパースポーツ世界選手権で5度のチャンピオンを獲得したトルコ人ライダー、ケナン・ソフォーグルに見出され、弟子として指導を受けながら、2018年からFIMスーパーバイク世界選手権」に参戦しています。

師匠のソフォーグルと違い、ラズガットリオグルは600ccのスーパースポーツ世界選手権ではなく、さらに市販車状態に近いストック車両で争うスーパーストック欧州選手権などに参戦。その才能を評価され、カワサキのサテライトチームからデビューすることになりました。

1年目からいきなり印象的な走りを展開し、イギリスのドニントンパークでは2位表彰台を獲得。存在感を示し、翌年は鈴鹿8耐のKawasaki Racing Teamのライダーにも選ばれるほど高い評価を受けました。

そんな高い評価を得るに至ったレースの一つが、2018年のアルゼンチン、サーキット・サンファン・ヴィクリムのレースです。1周約4.3kmの新設コースで初開催されたレースで3位表彰台を獲得したのです。当時はレイ、メランドリなどすでにベテランの領域に入ったライダーたちが強さを見せていた時代。そんな中で若干21歳の若手ルーキーがメーカーの息がかかった1000ccバイクを乗りこなす姿は衝撃的でした。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ