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モーター スポーツ コラム 2021年10月4日

SUGOの杜に轟いた“青い新幹線” 復活の報

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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待ちに待った青い新幹線の復活にファンは沸いた。

待ちに待った青い新幹線の復活にファンは沸いた。

『青い新幹線』

これは、かつてチームインパルに在籍していたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが、トップを疾走するNo.12 カルソニック IMPUL GT-Rのクルマにつけた愛称だ。これはSNSを中心に瞬く間にファンや関係者の間でも「12号車=青い新幹線」というイメージが定着していった。

その“青い新幹線”が、9月11日~12日に行われた2021SUPER GT第5戦SUGOで、復活を果たした。

名門チームインパルとしては実に5年ぶりに訪れた歓喜の瞬間だった。

その当時の12号車は必ずシーズン1勝を飾り、チャンピオン争いにも加わる強豪チームとして知られていた。しかし、2016年の第5戦富士で安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのコンビで勝利を飾って以降、勝利から遠ざかるレースが続いた。

チームインパルの優勝は2016年第5戦富士以来だった(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)

“元祖日本一速い男”として知られ、同チームを率いる星野一義監督は、毎シーズン始めに行われる日産陣営の体制発表会の場で「今年も全開でがんばります!」と力強くファンや関係者の前で宣言をしていた。星野監督らしい意気込みなのだが、それも年が経つに連れて、どことなくトーンが少しずつ弱まっているように感じられていた。

特に2017年以降はライバルメーカーの台頭もあり、日産勢が苦戦を強いられるレースが増えていっている状況。その中で様々な策を考えてレースを戦うも、好結果を得ることはできなかった。

2020年、コロナ禍で国内モータースポーツも約4ヶ月にわたって開催ができない時期があったのだが、ある取材で星野監督に話を伺った際に、このようなことを語ってくれた。

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「時には我慢も必要。今はそういう時期なんだ。『今に見てろよ』という想いで、じっと堪えて、我慢して……。そういうチャンスが来た時に、思いっきりいく。その時のために力を蓄えておくことも重要なんです」

これはコロナ禍でレースが観られないファンに向けたメッセージだったのが、今思うと、12号車が再び勝利を飾るために、自分自身に言い聞かせていたのかもしれない。

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