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モーター スポーツ コラム 2021年9月30日

SUPER GT 第5戦:平峰一貴(No.12 カルソニック IMPUL GT-R)「勝手に涙が出てきて、すごい不思議な気分だった」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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今回は、たぶん監督がそのときのことを(覚えていたのか)……、このあと僕も走るし……監督は『わーっ』って言いながら(腕を挙げて、平峰の頭を)“トン”!(拳でコツン)みたいな……(笑)。そのくらいで済ませてもらいました。だから、今回の監督はなんかいい意味で優しいなと思って。その思いがある“トン”みたいな。いつもだったら“ドーン”なんですけど、“トン”って(笑)。『めちゃ気を遣ってくれてる』と思って。

──33周終わりでルーティンのピットイン。アウトラップでは17号車と壮絶なバトルがありました。
平峰:松下もすごいがんばってくれて、一度抜かれたアステモ(17号車)を抜き返してくれて。それに16号車(Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT)は、(タイヤが)タレてくるのが松下もわかってたみたいで。僕らもモニターで見ていて(16号車のタイヤが)『タレてきてるなぁ、これだったら抜けるだろう』と。どこかでスキができるから抜けるだろうなと思ってましたし、その思い通り、松下が抜いてくれました。

17号車とのバトル

17号車とのバトル

僕のスティントに代わって、アウトラップで『タイヤが全然温まらないなぁ、でもがんばろう』って思ってたら、アステモが後ろからきて、そのときは『絶対意地でも押さえる』って思ってました。どうしても抜かれてしまうときは仕方ないですけど、しっかり自分のベストを尽くして押さえ切れればいいなと思ってたんで。で、(結果として)押さえ切れたから良かったなって。

あのとき、『計測1周くらい押さえられれば、なんとかなるだろう』って思っていましたが、ちょっと無理すると吹っ飛んでいきそうだったんで。ギリギリではあったんですけど、なんとか(押さえられて)良かったです。あとは気合いで乗り切りました。『なんとかせぇやぁ!』っていうのが、みんなから聞こえてきたんで……(苦笑)。あのとき、無線では静かにしてくれてたんですが、『おい、平峰。なんとかせぇ』って……いつもそんな感じなんで。なんとかできて良かったなって思います。あ、正直、無線で言われたかどうかは覚えてないんです。もう、行くしかなかったんで。たぶんね、(無線で)言ってくれていても聞いてないですね(苦笑)。(耳に)入ってきてないです。うしろをチラっと見て、(17号車が)『あっ、来たな』と思ったときに、『おい、なんとかせぇや』って(心の中で)なんとなく感じてたんで……。で、それができて良かったですね。

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