人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年9月30日

全ては頂点の座を掴むため……SFもてぎ戦で繰り広げられた“超緻密なバトル”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
  • Line

約2ヶ月振りの開催となるスーパーフォーミュラ。

4月初旬に開幕した2021全日本スーパーフォーミュラ選手権。10月26日~27日に開催される第6戦より後半戦に突入する。前戦の第5戦ツインリンクもてぎ(8月28日~29日)から約2ヶ月空いての開催となるため、改めてこの第5戦を振り返りたいと思う。

今シーズンは開幕戦から野尻智紀(TEAM MUGEN)が絶好調で、開幕戦富士でポール・トゥ・ウィンを果たすと第2戦鈴鹿でも2番グリッドから優勝を果たした。雨と霧で波乱の展開となった第3戦オートポリスでも、スタート直後の混乱で11番手までポジションを落とすも、そこから怒涛の追い上げをみせ5位入賞。ライバルたちも半ば“お手上げ”というパフォーマンスをみせた。

前半戦、圧倒的な強さをみせた野尻智紀(TEAM MUGEN)

しかし、第4戦SUGOではウエットコンディションとなった予選でQ2敗退。ここまで調子よくきていたチームのムードが一変し、その日は野尻も遅くまでエンジニアとミーティングを重ね、オンボード映像を念入りにチェックしていた。翌日の決勝では挽回をみせ6位入賞を果たしたものの「今までの調子の良いクルマは、もう僕たちにはないと思ってやっていった方が良いのかなと……そう感じるくらい。何かしら対策を打たないとこのままだと負けちゃいますね」と、野尻は危機感を募らせていた。

そのSUGO大会から約2ヶ月。第5戦の舞台はツインリンクもてぎだ。ここはホンダのホームコースとして知られているが、実は過去のデータを振り返ると、トヨタエンジン勢の勝率が非常に高いのだ。

さらに今年はスケジュールが急きょ変更され、第5戦だけでなく第6戦もツインリンクもてぎで開催されることになった。つまり、チャンピオン争いを制するためにも、もてぎでの2連戦でどれだけポイントを稼げるかが重要になる。

野尻自身としては、スーパーフォーミュラで臨むもてぎ大会は7回目となるのだが、最上位は2015年の6位。決して相性が良いと言えるサーキットではなく、TEAM MUGENとしても2017年にピエール・ガスリーが優勝を飾ったが、それ以外は苦戦を強いられることが多かった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ