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2年ぶりの開催となるラリー・フィンランド。湖上観戦も同地ならではのスタイル。
2年続きのコロナ禍のため昨年のラリー・フィンランドは中止されましたが、本年はカレンダー調整の結果、この国では2月に開催された“冬のアークティック・ラリー”と今回の“本物”の2つのラリ-が開催されることになりました。ラリー・フィンランドの特徴は、強固な岩盤によって支えられた固く締まったグラベルと無数のジャンピング・ポイントをWRCシリーズ最高速で駆け抜けるスリルあるイベントです。
今年は第70周年の大会となります。1951年に創設され当初はフィンランド北部を含んだ耐久ラリーでした。1953年より名前が1,000湖ラリーとなりSS方式に変わりました。この頃から多くのドライバーが輩出されます。アールトーネン、トイボネン、ランピネン、ティモ・マキネンなど。
当時の車両はフォードが主流でした。道路を封鎖するオフィシャルは2,000名にも達しました。まさに国家的行事に発展したのです。その後イベントスケールは拡大し、アウディの参加、ミッコラの大活躍で1970年には推定50万人の観衆を集めた大会となりました。そして1972年にはSSの距離が700キロに拡大され、1973年より世界選手権に参入。
1979年よりWRCドライバー選手権付与。フィアットも参入。
その後記念大会を追いかけてみると
・1990年第40回記念でトヨタのサインツが北欧人以外で初優勝。
・2000年第50回記念でプジョーのグロンホルムが優勝
・2010年第60回ラトバラ優勝
そして今回、2021年第70回の優勝者は?
みなさんも予想してみて下さい。
トヨタのラリー基地は開催地のイヴァスキラにあり移動が全くない上に近所の生活道路がSSに近いので相当有利です。路面がスムーズなのでスタート順のハンデも少ないと思われます。例年フィンランドは年間カレンダーの中盤で開催されますが今年は残り3戦ですから上位のトヨタは逃げ切り、ヒュンダイは追撃と立場が異なります。
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