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モーター スポーツ コラム 2021年8月18日

SUPER GT第3戦プレビュー|軽いに越したことはない。だが、少々重かろうとて……

SUPER GT by 秦 直之
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GT-RとGR Supraがカギを握るGT300クラス

ランキングトップを走る11号車GAINER TANAX GT-R。

GT300クラスでは前回、加藤寛規/阪口良平組の#2 muta Racing Lotus MCが、劇的な勝利を飾っている。FCY(フルコースイエロー)導入の直前に、ピットに入ったことでトップに浮上。最後は#11 GAINER TANAX GT-Rの平中克幸/安田裕信組、#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹/川合孝汰組に追い回されるも、最後までガードを固め続けたのだ。

本来、加藤/阪口組のマザーシャシーはもてぎとは相性がいたって悪く、苦戦を承知の上で臨んだ一戦ではあった。ただし、アクシデントが発生したからFCYは導入されたのだが、レースは折り返しをはるかに過ぎており、その段階でピットに入っていない車両は、他には存在しなかった。これは加藤がロングランに絶対の自信を持つこと、さらに車両の圧倒的な好燃費があってこそ、流れを手繰り寄せられたのだ。阪口にとって、これがSUPER GTでの初優勝。本来は鈴鹿を狙い目としていたはずだが、63kgにまで増えたサクセスウエイトがどう影響を及ぼすか気になるところだ。

レースが普通に進んでいたならば、おそらく勝っていたであろう#11 GAINER TANAX GT-Rは、それでも2位につけたことでランキングではトップタイに。一方、第2戦までトップだった#65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥/菅波冬悟組は、得意なはずだったもてぎでも、やはり69kgのウエイトが相当堪えたようで、9位に入るのが精いっぱいながら陥落は免れた。正直、この2台は75kgも積んでいることもあり、今回は我慢のレースを覚悟の上での戦いになるだろう。

前回は接触によって、ノーポイントに終わってしまったが、藤波清斗/J.P.デ・オリベイラ組の#56リアライズ日産自動車大学校GT-Rが3番手を走行していたのも、今回のレースを受けて見逃せないポイントではある。何せ72kgもウエイトを積んで、そのポジションにつけていたのだから。今年はGT-Rの安定感が目立っており、今回もひょっとすると、ひょっとする可能性大。すると前言を撤回し、#11 GAINER TANAX GT-Rも合わせ、台風の目になりそうだ。

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