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モーター スポーツ コラム 2021年8月5日

【スーパースポーツ世界選手権 第6戦 チェコ:プレビュー】エガーター5連勝の中、新コースでのレースだ!

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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ただ、エッテルが乗るカワサキZX−6Rは近年はシーズン終盤にルーカス・マヒアスが優勝することはありますが、チャンピオンが決まるまではヤマハYZF−R6に押され気味で、なかなか勝てません。今回の新コース、モストサーキットはチームが持ち合わせるデータがみんなゼロに近い状態からスタートするので、カワサキ勢にとってみればチャンスかもしれませんね。

今季はルーキーのルカ・ベルナルディ(ヤマハ)や2年目のマニュエル・ゴンザレス(ヤマハ)など新顔が表彰台を争う一方で、かつてスーパースポーツ世界選手権で輝かしいリザルトを残したベテランたちが苦戦しています。

2019年の王者、ランディ・クルメナッハー(ヤマハ)は前戦アッセンのレース2でようやく今季初表彰台を獲得。2019年のランキング2位で、昨年はスーパーバイク世界選手権にステップアップしていたフェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)はまだ一度も表彰台を獲得できず苦戦しています。

また今季からカワサキに乗るラファエル・デローサ(カワサキ)は一度2位表彰台を獲得したものの、アッセンではレース1、2ともにリタイアとなり、ランキングも9位と沈んでいるのです。こういったベテランライダーたちは前半戦の締めくくりとなるチェコのモストサーキットで良い流れを呼び戻したいところでしょう。

しかしながら、シリーズの流れはすでにドミニク・エガーター(ヤマハ)が掴んでいます。スティーブン・オデンダール(ヤマハ)が開幕から3連勝して幕を開けましたが、やはり実力、経験共にエガーターは別格。本来ならMotoGPに乗っていてもおかしくはないライダーですからね。アッセンでは黄色のトリビュートカラーで出場し、パーフェクトなウィークエンドを過ごしたエガーターがモストサーキットでどんなパフォーマンスを見せるか楽しみです。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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