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モーター スポーツ コラム 2021年7月16日

涙の初優勝も今となっては“通過点”、60号車の河野駿佑が見据える「その先」

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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しかし、スーパーGTで結果を残すのはそう簡単なことではなかった。マシンはLMcorsaが長年使用してきたレクサスRC F GT3だったが、タイヤをミシュランに変更。新しいパッケージで勝機を見出そうとしたが、最終戦富士での9位入賞が、そのシーズンの最上位となった。

「昨年に関してはデビューして……色んなことを学びました。辛いこともありましたけど、そういう時にどうやって頑張ろうか?ということを考えました。その中でもメカニックさんたちは、1秒でも早くピット作業を終わらせようとか、トラブルを出さないようにやってくれていました」

迎えた2021シーズンはマシンをGRスープラにし、タイヤもダンロップに変更し、新たなスタートを切った。

「やっぱり僕たちがコース上で走っているよりも、メカニックさんがクルマに触って、エンジニアさんが考えてくれていた時間の方が圧倒的に多いと思います。昨年までのGT3よりも、今年のJAF-GTの方が触れるところが多いので、その分やることも多くて、大変だったと思います。」

自分よりも何倍も頑張ってくれているチームのために、早く結果を出したい……。それが第2戦富士でみせた快進撃の原動力となり、レース終盤でプレッシャーがかかる場面でも“絶対に守り切ってやる!”という気迫で走り続けていたという。

河野はレース終盤、気迫の走りでライバルを抑えた。

そして、チェッカーを受けた直後、いろいろな想いが込み上げてきた。

「チェッカーを受けるまでは泣いてなかったし、逆に必死だったんですけど、チェッカーを受けた後のことは……もうよく覚えていません(苦笑)」

「でも、ここに来るまでもそうでしたし、特に昨年は、状況は違えど、同年代のドライバーがいっぱい活躍していたのをみていたので……仕方ないとは思いつつも、悔しい気持ちは当然ありました。だから、この優勝は本当にうれしいです。本当に良いクルマに仕上げてくれたチームの皆さんに感謝していますし、何よりダンロップタイヤさんが勝負できるタイヤを用意していただいたことに感謝しています」

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