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モーター スポーツ コラム 2021年7月16日

涙の初優勝も今となっては“通過点”、60号車の河野駿佑が見据える「その先」

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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2戦を終え、現在ランキング2位のNo.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、第3戦鈴鹿大会が延期となり、しばらくインターバルが空く形となった2021年のスーパーGT。今週末はツインリンクもてぎを舞台に2ヶ月半ぶりの開催となる。

これまでは最終戦の舞台になることが多かったもてぎ大会だが、今回は梅雨明け間近の7月中旬という真夏のコンディション下でのレース。当然各チームとも豊富にデータがあるわけではないため、予想外な展開が起こりうる可能性も十分にある。

また、今回の大会名称では「第4戦」となっているが、実質的には3戦目となるため、序盤2戦で後れを取ってしまったチームは、ここで好結果を残してチャンピオン争いに名乗り出たいところだろう。

そんな中、GT300クラスは開幕戦を制したNo.56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がランキング首位をキープしているが、そこに1ポイント後方に迫るランキング2番手につけたのが、No.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)だ。

特に前回の第2戦富士では、2スティントを担当しただけでなく、終始力強い走りを披露。終盤はNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内秀輝)、No.55 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)の猛追を受けながら、必死にトップを守りきり、0.7秒差でチェッカーを受けた。

参戦2年目となる河野にとっては念願の初優勝。パルクフェルメでは、人目をはばからず大号泣していた。スーパーGTで勝つというのは、彼にとっては大きな意味を持っていた。

第2戦で河野はスーパーGT初優勝。パルクフェルメで感涙した。

彼の父は現在No.4グッドスマイル初音ミク AMGのエンジニアを務めるRSファインの河野高男氏。長年、レース業界に携わっている父のもと、息子の駿佑もスーパーGTの前身である全日本GT選手権を見て育ってきた1人だ。

自身もスーパーGTのドライバーになることを目指し、様々なカテゴリーに挑戦する一方、データエンジニアや時にはメカニックとしてチームを手伝うこともあった。そうした下積みを経て、昨年ようやくレギュラードライバーの座を掴み取った。

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