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モーター スポーツ コラム 2021年7月15日

【FIM 世界耐久選手権(EWC) 2021 第2戦 エストリル12時間レース:プレビュー】ヨシムラSERT MOTULが連勝なるか?

モータースポーツコラム by J SPORTS 編集部
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今回のル・マン24時間レースでの圧勝劇の要因はヨシムラが作り上げたマシンが素晴らしかったという部分に尽きるだろう。ライダーにはスズキのMotoGP開発ライダーでもあるシルヴァン・ギュントーリが加わり、明らかにライダーの戦力も上昇したが、そのライダー達がハイペースでありながらも安定して走り続けられるマシンに仕上げてきたことが大きい。戦力には抜け目がなく、第2戦も独走劇を演じても何ら不思議ではない。

そんな「#1 ヨシムラSERT MOTUL」の対抗馬となるはずだった「#5 F.C.C. TSR Honda France」は度重なる電気系のトラブルや転倒によって9位フィニッシュとなった。予選では抑え気味にいくのはTSRのいつもの戦法だったが、「#1 ヨシムラSERT MOTUL」に対してペースは劣っており、レース序盤から流れが決して良かったわけではない。今季から全日本ロードレースでも活躍する高橋裕気がライダーラインナップに加わり、日本のファンからの注目度も高いだけに何とかエストリルでは良い結果を残してほしいものだ。

ホンダCBR1000RR−Rはデビューとなった昨年のル・マン24時間でも優勝を飾った実績はある。ただ、これまでは安定したペースで淡々と走り続ける戦法も有効だったが、近年はライダーラインナップに多くのグランプリ経験者が加わるようになり、FIM EWCは全体的にレベルアップしているので、TSRはマシンの速さに一味二味スパイスが必要かもしれない。9位完走も首位のヨシムラとの間には28点もの差がついており、TSRはここでの勝利を何としてでも手にしないといけない。

開幕戦で2位表彰台に登ったのは「#11 Webike SRC KAWASAKI FRANCE Trick Star」だ。日本のWebikeがメインスポンサーになり、鶴田竜二率いるトリックスターがバックアップする同チームも日本のファンが親しみやすいチームと言えるだろう。そして3位表彰台には「#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM」が入ったが、レース序盤に転倒しており、そこから挽回して3位まで追い上げた速さは驚愕だった。BMWが初めてMの称号を与えたバイク、BMW M1000RRのポテンシャルもあったが、2位のSRC KAWASAKI、3位のBMWはダンロップタイヤのユーザー。例年の4月開催に比べて遥かに路面温度が高かった中、ダンロップ勢が最後に表彰台で笑ったという事実はサマーリゾートで暑さとの戦いとなるエストリルにおいて、レースのカギになるポイントと言えるだろう。

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