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モーター スポーツ コラム 2021年6月18日

2021スーパーフォーミュラ第4戦プレビュー|いよいよ勝負の後半戦へ

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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2021スーパーフォーミュラ第4戦 野尻智紀

今シーズン圧倒的な速さを見せている野尻智紀。

完全に頭ひとつ抜け出た感のある野尻だが、今回のSUGOは自身のスーパーフォーミュラ初優勝を飾った場所であるほか、その他のシーズンをみても表彰台獲得など常に上位争いを繰り広げてきた相性の良いコースである。

さらに今大会は、ランキング2番手の平川亮(carenex TEAM IMPUL)がWECのテスト参加に伴い欠場となる。これらの点を考慮すると、野尻はライバルとのポイント差をさらに広げる1戦になりそうな予感だ。

しかし、ライバルたちも野尻の独走をこのまま許すはずがない。特にSUGOを得意としており、この1戦で巻き返しを狙っているのが山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)と関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)だ。

山本は2018年と2019年のSUGO大会を制しており、昨年も3位表彰台を獲得。思えばこの1戦から自身3度目のチャンピオンへの反撃を開始していった。今年はチームを移籍し、ここまで思うような成績が残せていないが、山本もSUGOでは毎回強さをみせているのは確か。それが今回も発揮されれば、野尻の前に立ちはだかる存在になってきそうだ。

一方の関口も2016年と2017年にSUGOを制した経験がある。特に2016年はセーフティカー導入の影響でピットストップのタイミングを逸してしまい、一時は優勝争いから脱落かと思われたが、セーフティカー先導が解除されると、ライバルを置き去りにするようなハイペースで周回し、自力でピットストップに必要なロスタイムを稼いで、優勝を果たした。あのレースは今でも多くのファンに語り継がれているほどインパクトのあるものだった。

今季も上位に食い込むパフォーマンスは見せているが、表彰台はまだない。山本と同じように、ここSUGOで勝利し、上位争いに本格復帰したいと考えていることだろう。

2021スーパーフォーミュラ第4戦 関口雄飛 ピエール・ガスリー

16年、17年と2年連続でSUGOを制した関口雄飛(中央)。17年はピエール・ガスリー(左)を0.243差で逃げ切って勝利を掴んだ。

野尻が、初のチャンピオン獲得に向けて、ポイント差をさらに広げるのか。それともライバルが快進撃を食い止めるのか。もしかすると、後半戦のチャンピオン争いの流れを左右する1戦になるかもしれない。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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