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モーター スポーツ コラム 2021年5月31日

2021スーパーフォーミュラ第3戦レビュー|ジュリアーノ・アレジ、SF初優勝という快挙の裏にあった“貪欲な姿勢”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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優勝後の記者会見でも「今日はグッドスタートが切れて本当に嬉しかった」とコメントし、前回の課題克服をどれだけ重要視していたかを感じ取ることができた。

これらのことを加味すると、ジュリアーノの初勝利にはラッキーだった要素もたくさんあったのだが、そのラッキーを一発で活かすだけの準備と実力を持っていたことが、最大の要因だったのかもしれない。

いきなりの初優勝ということで、これからスーパーフォーミュラでの活躍に期待がかかるのだが、ジュリアーノはあくまで“代役”という立場だ。

しかし、このレースを見た舘信秀監督も「ジュリアーノのこれからがすごく楽しみになってきました。SFライツからじっくりと時間をかけて育てていきたいなと思ってましたが、すぐにでも(スーパーフォーミュラで)いいような気持ちがして……中嶋一貴には申し訳ないけど(笑)」と記者会見でコメントするほど。それだけ、ジュリアーノが今回披露したパフォーマンスが、いかに素晴らしいものだったのかを物語っている。

36号車に関しては、基本的に中嶋一貴がレギュラーとして乗ることになると思うが、ジュリアーノの日本での挑戦はまだまだ始まったばかり。本人も「僕はまだ勉強している最中」と謙虚な姿勢をみせ、さらなるスキルアップを目指している。

父と母が著名人なだけに、来日当初は“親の七光り”という意見も聞こえてはいたが、早速その声を払拭するパフォーマンスを見せ始めているジュリアーノ。今シーズンに限らず、これからが非常に楽しみなドライバーである。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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