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モーター スポーツ コラム 2021年5月31日

2021スーパーフォーミュラ第3戦レビュー|ジュリアーノ・アレジ、SF初優勝という快挙の裏にあった“貪欲な姿勢”

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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嬉しいスーパーフォーミュラ初優勝を果たしたジュリアーノ・アレジ(左)と舘 信秀監督(右)

オートポリスを舞台にした2021年のスーパーフォーミュラ第3戦。悪天候により途中でレース終了が宣言される大荒れの展開となったが、新たなヒーローが誕生したレースとなり、大きな注目を集める1戦にもなった。

昨年はコロナ禍の影響で11月開催となったオートポリス大会。今年は5月中旬に開催日程が戻されたのが、ちょうど公式予選が行われた5月17日に、九州地方に梅雨入りが発表された。これは平年より3週間も早く、1954年に記録された5月13日頃に次ぐ、統計史上2番目に早いものだった。

この影響もあり、予選・決勝日ともに朝から大荒れの天気となってしまった。特にオートポリスは山間部に位置しているため、天候が不安定になりやすく、特に日曜日は霧に悩まされる。予選からアクシデントが絶えないレースウィークとなったのだが、そんな中で大活躍を見せたのがジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)だ。

これまではヨーロッパを主戦場にして戦っていたのだが、今年から日本のレースに本格参戦を開始。まず1年目である2021年は“勉強の年”と捉えており、スーパーフォーミュラ・ライツとSUPER GT(GT300)にエントリーしている。しかし、TOM’Sの36号車のレギュラードライバーである中嶋一貴が、WEC(世界耐久選手権)参戦の兼ね合いで、いくつかのスーパーフォーミュラのレースを欠場することになり、その代役としてジュリアーノがエントリー。第2戦の鈴鹿に続いて、今回もSFライツとのダブルエントリーという多忙なスケジュールをこなしていた。

SFライツ第8戦では2位。名取鉄平に次いでシーズンランキング2位につけている。

そんな中、予選では雨量が強くなる直前に渾身のアタックを披露し、1分38秒252をマークしポールポジションを獲得したジュリアーノ。決勝では抜群のスタートを決めてトップを死守すると、後続のライバルを寄せ付けない走りで周回を重ねていった。しかし、レースが進むにつれて天候状況が悪くなっていき、11周目にセーフティカーが導入。13周目に入ったところで赤旗が出された。

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