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モーター スポーツ コラム 2021年5月19日

SUPER GT 第2戦:平川 亮(No.37 KeePer TOM’S GR Supra)「前に1号車がいたので、それがプラスとなって力を与えてくれたのかな」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──そんな中、第3スティントでのタイヤ選択が最終的にいい流れを引き寄せました。
平川:僕(のスティント)が終わって、(第2スティント担当の)阪口選手はミニマム(最低規定周回数)37周を走らなきゃいけないので、(クルマを降りてから)ちょっとゆっくりして色々と考え直して。タイヤが発動していない感じもありましたし、彼のスティントを見てる感じであったりコメントを聞いた感じからも、タイヤもうまく機能していないのかなという感じもあったので、レースの第2スティント始まってすぐぐらいに、ソフトタイヤというか柔らかいほうで行こうということをすぐに決めていました。なので比較的ピットのソファでくつろいでいましたね(笑)。

──ソファでくつろげたのは、ソフト(タイヤ)で行ける!という確信があったからですか?
平川:いや、全然なかったです(笑)。全然。自信っていうより、ちょっとまぁ「タイヤ(選択)を外したかな」っていう感じもあって。基本的に(タイヤは)ソフトかハードですけど、そんなにかけ離れたものではなかったし、周りも同じ(条件)なので、硬いほうで悪くて、(交換した)ソフトで急に(状況が)良くなるってこともなかなかないので、「4位か5位くらいかなぁ」みたいな感じで半分諦めていました(苦笑)。でも、(実際クルマに)乗ったらそういうことは考えない。もう100%(戦うことだけを考えて)行くんで。逆に、変に力入らずに乗れたってこともあったかなと思います。アウトラップ行って、1周目から「ちょっと(第1スティントのときとフィーリングが)違うな」っていう感じがあったけど、まだ半信半疑で。「これまたすぐ(タイヤが)タレちゃうのかな」みたいな感じもあったり、前との差も15秒ぐらいあったのかな?結構あって……。あまりそこから追い上げるというのも難しいので、どうなのかなぁと思いながらフルプッシュしていった感じです。

No.1 STANLEY NSX-GT/No.37 KeePer TOM’S GR Supra

──フルプッシュが結実。気がつけばトップからワンパックでの戦いになり、目の前には(昨季最終戦でタイトル争いをした)1号車がいました。自然と力が入ったと思います。
平川:それは少なからずありました。前に1号車がいたので(昨年の)最終戦のことも頭をよぎりました。それがプラスとなって力を与えてくれたのかなと思いますね。(108周目に1号車を逆転したが)別に狙っていた感じはなくて、Supraはストレートが有利だし最終コーナーまでに離されなければ抜けるという自信はありました。逆に結構な勢いでトップ集団に追いついていったんで、途中からは1号車との争いというよりは勝ちに行くという頭(気持ち)があったので、あまり(1号車を)抜いたときのことは覚えてないですね。(その後、8号車のドライブスルーペナルティやチームメイトである36号車にマシントラブルが発生、2位に浮上したが)36号車のトラブルに関してはすぐに無線で聞いたら原因を教えてくれて、(自身も)気をつければ大丈夫だったのでそこは全然頭にはなかった(気にならなかった)ですね。トラブルは逆に自分もそういうことがあったりするので、(他車のトラブルが)自分に(勝ちにいくという気持ちに)火を付けた感じはなくて、トップ集団がどんどん1周1秒くらいで追いついてきたのでそっちの方で力が入ったという感じですね。

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