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モーター スポーツ コラム 2021年5月14日

2021スーパーフォーミュラ第3戦プレビュー|野尻智紀の3連勝を阻止するのは誰だ?

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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その中でも注目なのが、今回も中嶋一貴の代役としてKuo VANTELIN TEAM TOM’Sの36号車をドライブするジュリアーノ・アレジだ。第2戦鈴鹿ではスーパーフォーミュラ・ライツとダブルエントリーで、スーパーフォーミュラの決勝終了後には、すぐに控えていたSFライツの決勝に間にあわせるため、パルクフェルメからピットへダッシュ。すぐに着替えてマシンに飛び乗るなど、多忙な週末を過ごしていたが、スーパーフォーミュラでは予選Q3に進出し、決勝でも随所でアグレッシブな走りを披露して、見事ポイントを獲得した。

日本でのレースが1年目とは思えないような適応力をみせたアレジ。オートポリスは今週末が初走行となるコースだが、事前にシミュレーターで練習し、コースレイアウトは頭の中に叩き込まれている。

第2戦鈴鹿でポイントを獲得するなど前評判以上の走りをみせているジュリアーノ・アレジ。

今回も、上位に食い込む走りを見せられるか……目が離せない存在となるだろう。

他にも、ここでは紹介しきれないほど、強力なライバルが揃っている2021年のスーパーフォーミュラ。その“強者たち”に競り勝つためにも、ポイントリーダーの野尻は自分たちがもっと頑張る必要があると考えている。

「このスーパーフォーミュラは誰が勝ってもおかしくないし、各チームがすごく技術力を持っている選手権です。ここまで不調だったとしても次のレースからシリーズの流れを変えてくるようなところ(チームやドライバー)があってもおかしくないです」

「それを含めて自分たちももっともっとやっていかなきゃいけない。常に危機感をチームに与えながら、一丸となってプッシュし続けられたらいいかなと思います」

貪欲な姿勢で、さらなるパフォーマンスアップを図ろうとしている野尻が3連勝を決めるのか、それともライバルの誰かが“待った!”をかける1勝目を手にするのか……今回も“超ハイレベル”で、観る側からすると“非常に楽しみな”1戦になることは、間違いない。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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