人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年5月12日

SUPER GT 第2戦:河野駿佑(No.60 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)「チェッカー受けたときの安心感で涙腺が崩壊したんだと思う」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
  • Line

オープニングラップで55号車を逆転

──オープニングラップのアドバンコーナーで、早速55号車を逆転します。
河野:チームの人や吉本さんとも話していたんですが、僕らが乗っているGR Supraはコーナリングマシンと呼ばれていて、直線部分に関しては他のFIA GT3車両のほうが少し速いかなという感じでした。今回のポールはBRZ(No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT)、2番手にNSX(No.55 ARTA NSX GT3)、3番手(60号車)4番手(No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT)にSupra、それからロータス(No. 2 muta Racing Lotus MC)、その後ろにGT-R(No.11 GAINER TANAX GT-R)がいたんですが、やっぱり前のGT3を最初に抜かないと、多分スバル(61号車)に逃げられるか、もしくは後ろから来たクルマにのまれちゃうという可能性もあったので、とにかく速さの特性が違うNSXは早めに抜きたいというのがありました。なのでスタートは本当に狙っていましたし、(装着する)ダンロップタイヤのウォームアップがいいっていう自信があったので、1コーナーはヨーイドンのあとのコーナーなので抜くのは難しいと思ったんですが、Aコーナー~100Rはクルマの特性上すごく得意なコーナーだったので、あそこは狙っていきました。

──39周目にSUPER GT初となるFCY(フルコースイエロー※3)が発動。うまく対応できましたか?
河野:これが今回、僕の一番のミスポイントというか……(苦笑)。GT500クラスの1号車(STANLEY NSX-GT)がアウトラップでいたんですが、スバル(61号車)の山内選手は(1号車を)抜き切ってヘアピンへ進入。僕はタイヤが温まっていなかった1号車をヘアピンで抜いたんです。でも、ヘアピンから300Rへと加速するときはGT500のほうが速いので、そのとき(1号車に)抜き返されるかどうかのタイミングでFCYが出たんです。で、もちろん向こう(1号車)も、こっち(河野)も(相手を)見ていたんですが、ほんとに際どいタイミングで。僕が前だったんですが、(FCYボードが)出た瞬間に横に並ばれたものだから行っていいのかダメなのか!?って。実は昨日(取材前日)、SNSで(1号車をドライブしていた)牧野(任祐)選手に連絡して「ごめんね」「俺も微妙でごめんね」みたいな感じでした(笑)。また、(コース上では)どっちが前に行く!?みたいな感じになって、まだ減速する前だったのでスバルがポーンと前に行って、後ろにも(ギャップを)詰められてしまい……。多分そこで(61号車とは)5~6秒離れてしまったんじゃないかと思います。ある意味イタかったですね。

※3:レース時、コース上に車両が緊急停止した際、安全の確保が必要と判断された場合にレースコントロールから発動される。コース上の残る車両は上限時速80kmでの走行に規制され、追い越しも禁止される。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ