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モーター スポーツ コラム 2021年5月6日

【フォーミュラE・第7戦(モナコ):プレビュー】F1とほぼ同じコースで開催されるモナコe−Prix

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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コースが違うとはいえ、過去のウイナーも名前をあげておきましょう。2015年、17年と2回優勝しているのがセバスチャン・ブエミ(日産)、そして2019年のウイナーはジャン・エリック・ヴェルニュ(DSテチータ)でした。元F1ドライバー2人が過去のモナコe−Prixを制したわけですが、日産のブエミは今季、最高位が5位でランキングは22位に沈んでいるという大不振状態なので、何とかここから巻き返してほしいところですね。

今季は1大会2戦というパターンでレースが行われていますが、モナコe−Prixに関しては1戦のみの開催。オーバーテイクはかなり難しいコースですから、予選のタイムが他のレース以上に重要になってくるでしょう。ここまで6戦終えて6人のポールシッターが誕生している大混戦のフォーミュラEですから、本当に誰がレースの主導権を握るか全く予想できません。「メルセデス」や「ジャガー」といった自動車メーカー系チームが少し抜け出した感がありますから、プライベーター的チームのドライバーがポールポジションを獲得したりすると、また新たなストーリーが生まれてきそうです。

そう、前戦のバレンシアではルーキーがいきなりの大活躍を見せましたよね。レース2(第6戦)でポールポジションを獲得し優勝したのは、なんとジェイク・デニス(BMW)でした。今季で撤退が決まっているBMWのラストシーズンに加入したデニスですが、序盤4レースではノーポイントに終わっていましたから、バレンシアで急浮上するとは誰も予想できなかったでしょう。しかも、ルーキーですからね。

こういう伏兵が突然現れるのもフォーミュラEの面白いところ。シリーズは折り返しに近づいてきていますが、まだまだ最後までチャンピオン争いに残れるチャンスがどのドライバーにもあるということです。そういう意味では1レースしか開催されないモナコですが、年間シリーズや今後の流れを考えると非常に重要な1戦になるでしょう。

ドライバーなら誰もが勝ちたいモナコ。記念すべき「ほぼグランプリコース」での初レースを制するのは誰でしょうか?

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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