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モーター スポーツ コラム 2021年4月12日

2021スーパーフォーミュラ第1戦レビュー|感謝の想いとともに、王座獲得へ踏み出した大きな一歩

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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開幕戦を制した野尻智紀(TEAM MUGEN)

今年も日本最速の座をかけて、激闘が展開されようとしている全日本スーパーフォーミュラ選手権。例年は4月下旬に鈴鹿サーキットで開幕戦を迎えるのだが、今年は東京オリンピックが予定されており、富士スピードウェイが自転車競技の会場として使われることから、いつもは夏場に開催される富士大会が4月の開幕戦に移動することになった。

そんな中で始まった今季最初の日本最速をかけたバトル。注目のルーキードライバーのフル参戦決定や、若手ドライバーの台頭など、開幕戦から混戦模様が予感されていたが、最終的に予選・決勝ともに他を圧倒する速さをみせた野尻智紀(TEAM MUGEN)が2021シーズン最初の勝者となった。

今シーズン、野尻が乗る16号車にはコロナ禍で懸命に働く医療従事者へ感謝の思いを込めたメッセージを車体に大きく描いており、観客席からでも「医療従事者の皆様 ありがとうございます!」というメッセージがハッキリと確認できる。

医療従事者への想いを込めたカラーリングが注目を集めた16号車

「このコロナ禍で、また状況が少し不安定になりつつありますが、本当に医療従事者の皆さんや医療に携わり、ご尽力いただいている皆さんに感謝申し上げたいです。いつもありがとうございます。そして、次も良いレースを見せられるように頑張りたいと思います」

開幕戦でポール・トゥ・ウィンを達成し、感謝の思いを結果でも示すような活躍を見せた野尻。優勝後のパルクフェルメでは、何度も力のこもったガッツポーズを見せていたが、彼にとっては富士で勝つというのは大きな意味を持っていた。

昨年12月の最終戦。予選で1分19秒972のコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得。決勝で優勝しライバルの順位次第では大逆転でチャンピオン獲得という可能性もあったが、結果的にスタートで出遅れてしまい、終盤にトラブルでリタイアを余儀なくされた。

「タイトルを獲りたかったというのが本音です……。またみんなで頑張っていきます」

最終戦が始まる頃はチャンピオン獲得については、あまり意識をしている様子だった野尻だったが、レースが終わると、その表情から悔しい気持ちが溢れ出ていた。

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