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モーター スポーツ コラム 2021年2月24日

ちょっと心配

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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スーパーフォーミュラで新たに課されるペナルティの噂。果たしてどうなるのか!?

このコロナ禍の状況の中でも2021年のモータースポーツ界は動き出しています。
新たな感染者数の動向を見つつ、イベントは、無観客か有観客かをプロモーターも主催者、サーキット側も思案しているようです。

シーズンが始まる前にわれわれが必要な作業として年間メディアパスの申請。そして受理されて申請が通ればめでたくパスを手にできる。しかし、パスが手にできても昨年からイベントごとに取材申請をする必要が発生。これは、三密を避けるためにメディアセンターに入れる人数が制限されているから。そして事前事後の体温測定と報告も必要。幸いにこのような関係者の努力によって、モータースポーツメディアから新型コロナ感染者は、発生していない。昨年9月にはGTアソシエイションがメディアに対してもPCR検査のチャンスを設けていただいた。感謝、感謝!メディアを含めて検査を受けた約1,500人が全員陰性でした。めでたし、めでたし。

さて、前回の小欄でSUPER GTのハンディウエイトが【サクセスウエイト】という名称変更というトピックスを書きました。施行自体は変わらないので呼び名が変わっただけ・・・。スポーツ全ては、公明正大に、そして平等な審判によって全てが納得する結果が得られることは大前提。そのための罰則、ペナルティは必要。しかし、個人的にはペナルティの種類は少ないことに越したことはないと考えます。

風の便りで耳にした。国内のフォーミュラレースの最高峰、SUPER FORMULAシリーズに今シーズンから新たなペナルティが加えられるかもしれないという。レギュレーションを守らない度合、または危険な行為の度合によって科せられるペナルティは何種類かある。近年は、競技中にペナルティを消化して、レースが終了した見たままの結果となるような形態になっている。処理、消化できなかった場合に結果のタイムにペナルティ相当の時間が加算されることもあった。その新たなペナルティというのは、F1で実施されている時間ペナルティを段階的に5秒、10秒と科せるというものらしい。競技中に処理できれば良いけれど、そうでなければ競技終了後にペナルティタイムが加算されるらしい。こうなった場合、場内放送のピエールK氏などは大変だ。生中継のMCやコメンタリー陣も、製作陣も番組をご覧のファンの皆様に分かりやすい解説、コメントを届けなければ面白みが削がれることにならないかと危惧する。だって「○○選手トップでゴール!しかしながら優勝ではありません!2位ゴールの□□選手もタイム加算で2位でなく、3位ゴールの××選手が優勝で、最初にゴールした○○選手と□□選手がペナルティによって同タイム。となると先にゴールした○○選手が2位で□□選手3位。おっと、××選手にもペナルティが科せられる模様です。いったい誰が勝者なのか!?」という事に成りかねないかな。ちょっと心配しすぎか。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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