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2020インタープロト&KYOJO CUP|第4大会レポート:各レースとも最終ラップまで王座争いが白熱!果たして、栄冠を手にしたのは?
モータースポーツコラム by 吉田 知弘「最終戦では平川亮選手から『とにかく落ち着いてまとめなさい』と言われて……難しかったですけど、なんとか勝つことができました。本当にチャンピオンが獲れて嬉しいです」と山口。
これまではCCS-Rで活躍しており、2020シーズンからインタープロトの車両に挑戦を始めたのだが、初めてマシンに乗った時はクラッチをうまくつなげることができず発進もできなかったとのこと。それでも、コツコツと練習を積みかせていき、パートナーを組むプロドライバーの平川亮のアドバイスを受け、頂点の座をつかんだ。
ジェントルマンレースは年々レベルが高くなっている
一方、僅差で敗れた永井は「色々トライしたんですけど、山口選手のブロックもお上手で、抜くことはできませんでした。良いレースはできたかなと思いますけど……悔しいですね」とコメント。レース後は常に山口を讃えつつも、その心の中にある悔しさを隠しきれない様子なのが印象的だった。
2013年から始まったインタープロトシリーズの、もうひとつのメインイベントであるジェントルマンレースなのだが、年々レベルが上がってきており、特に2020シーズンは手に汗握る接近戦のバトルが何度も見られた。この最終大会は、それを象徴するレースだったと言えるだろう。
2021シーズンはどういった顔ぶれになるか分からないが、また彼らの再戦を観てみたい……そう、心から思える最終大会のバトルだった。ぜひ、今後はプロフェッショナルレースだけでなく、ジェントルマンレースにもご注目いただきたい。
【KYOJO:目の前の勝利が欲しい!三浦と翁長の意地がぶつかり合った最終戦】
そして4シーズン目を迎えたKYOJO CUPも、王座をかけた激戦が展開された。
第3戦を終えて、#38 三浦愛(LHG Racing YLT)がライバルに大きく差をつけてランキング首位を快走。予選でもポールポジションを奪い、彼女のチャンピオンはほぼ確実だろうと、誰もが確信し始めていた。
しかし、いざ決勝が始まると、そこに待ったをかけるドライバーがいた。#37 翁長実希(KeePer VITA)だ。
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