人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

モーター スポーツ コラム 2021年2月18日

2020インタープロト&KYOJO CUP|第4大会レポート:各レースとも最終ラップまで王座争いが白熱!果たして、栄冠を手にしたのは?

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
  • Line

2周目以降は2番手以下が集団になってバトルしている間に、福住が大きなギャップを築き、そのままシーズン3勝目をマーク。そして、この瞬間に2020シーズンのシリーズチャンピオンに輝いた。

シリーズチャンピオンに輝いた福住仁嶺(#37 K-Design)

その後に行われた第8戦決勝も、序盤から福住がリードする展開となったが、後方でアクシンデントがあり、セーフティカーが導入されることとなった。これで福住のリードがリセットされただけでなく、2番手に浮上していたのは昨年の王者である坪井翔(#32 GR Garage Yokkaichi)だった。2020シーズンはトラブルでリタイアもあるなど歯車が噛み合わず、シリーズ連覇とはならなかったが、なんとか最終戦で一矢報いる走りをしようと福住の背後で再スタートの時を待った。

残り1周というところでレースが再開されると、2台によるハイレベルなマッチレースが展開された。ここぞとばかりに坪井が攻め立てたが、福住も横に並ばれまいと集中した走りを披露。結果的に順位の入れ替わりはなく福住が最終大会を2連勝で終えたのだが、非常に中身の濃い1周だった。

パルクフェルメでマシンを降り、ようやく安堵の表情をみせた福住。昨年は自身が参戦するSUPER GT、スーパーフォーミュラで悔しさが残るシーズンを過ごしただけに、カテゴリーは違うものの、1つ大きな結果を獲得することができた瞬間だった。

福住仁嶺(#37 K-Design)

「今シーズンは表彰台に乗りつづけて、どのサーキットでも調子が良かったです。クルマの仕上がりも良かったです。とにかくチームの皆さんに感謝したいです。やっぱり、どのカテゴリーにおいても優勝するというのは大事だと思います。僕も確実にステップアップして成長していっていると思うので、常に自分を追い込んで頑張りたいです」(福住)

変則的なスケジュールということもあり、これが2020シーズン最後のレースとなった福住だが、彼自身の頭の中では、これが“2021年の始まり”と捉えている。この勝利をきっかけに、彼の主戦場であるSUPER GTやスーパーフォーミュラでの活躍に拍車がかかることだろう。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
モーター スポーツを応援しよう!

モーター スポーツの放送・配信ページへ