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モーター スポーツ コラム 2020年10月15日

スーパーフォーミュラ2020第3戦プレビュー|SUGOマイスターたちの活躍に注目

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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翌2017年も、燃費を気にしながらの走行となり、背後には現在F1で活躍しているピエール・ガスリーが迫られる苦しいレース展開となったが、最後まで隙を見せず押さえ込み、SUGO戦連覇を果たした。

2017シーズン第6戦、SUGO連覇を果たした関口雄飛(左)。得意のSUGOで今シーズン初勝利を目指したい。

今シーズンは開幕戦から要所要所で速さを見せながらも、予選・決勝となると今ひとつ歯車が噛み合わず、満足のいく結果が残せていない関口。しかし、チームメイトの平川亮が開幕2戦連続でポールポジションを獲得するなど、チームの流れはかなり良いのは確かだ。得意のSUGOで持ち前の速さでトップ進出なるか……目が離せないところだ。

もう1人、SUGOで注目なのが、山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だ。2018年は予選6番手からスタートし、途中セーフティカーが導入されたタイミングで、うまくピットストップを完了。逆転でトップに立って、そのまま優勝を飾った。さらに圧巻だったのは2019年。DOCOMO TEAM DANDELION RACINGに移籍した初年度だったが、走り出しから常に上位に食い込む速さをみせ、予選では1分03秒953のコースレコードを叩き出した。決勝も序盤から後続を引き離す走りをみせ、そのままフィニッシュ。2年連続でSUGO大会を制し、今週末は3連覇へのチャレンジとなる。

山本尚貴は昨シーズン、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGへ移籍後初勝利をSUGOで飾った。

これまで「山本尚貴=鈴鹿で強い」というイメージだったが、最近はSUGOでも速さをみせるようになっている。今季は、なかなか上位に食い込めないレースが続いているが、ここSUGOでトップ争いに返り咲くことができるのか、こちらも大注目である。

そして、毎年SUGO大会で熱い走りをみせてくれているのが小林可夢偉だ。2018年はトップを快走しながらもセーフティカー導入などレース展開が味方せず6位でフィニッシュ。昨年は安定した走りをみせるも一歩及ばずの2位で終わった。ただ、彼もSUGOでは速さを見せているドライバーのひとり。さらにチームは今季から2台体制となり、レースに向けたデータ収集などでも昨年と比べて大きな進化を遂げている。SUGOでは毎年際立った速さをみせているチームでもある。その辺の歯車がうまく噛み合い、レース展開も味方になれば、待望のスーパーフォーミュラ初勝利も見られるかもしれない。

この他にもSUGOで速さをみせるドライバーが大勢いるスーパーフォーミュラ。もしかすると予選・決勝の上位陣は開幕2戦とは違った顔ぶれになるかもしれない。何れにしても、予選から0.001秒のミスも許されない緊迫した“最速決戦”になることは間違いないだろう。

文:吉田 知弘

吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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