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モーター スポーツ コラム 2020年8月4日

やはり相撲かな

今日も今日とてプッシュ&ルーズ by 高橋 二朗
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梅雨明けしましたね。
その途端に猛暑、体がビックリしているというか、夜に寝苦しくて目が覚めることがあります。エアコンをつけると、体に悪いような・・・・。

さて、最近自宅や事務所の近くにある某銀行がどんどん支店を閉鎖しています。新聞ではその某銀行がリモートワークを促進して、社員1万人に対してコンピュータを支給する計画だと報じています。

モータースポーツ界では、リモートワークは可能なのか・・・。言うなれば、バーチャラルレーシング、シムレーシングは、リモートレーシングなのでしょうね。でも、リアルレーシングをリモートワークで操作する、作業することは不可能ですよね。今、FIAではバーチャル(シム)とリアルの融合を進めるべく、各国のモータースポーツオーソリティー、日本では日本自動車連盟=JAFに作業をしなさいというお達しが来ているのです。このコロナ禍によってリアルレーシングドライバーがバーチャルレーシングで競う会うことが頻繁になっていますが、バーチャル=デジタルの世界では、シムレーサーのテクニックには敵わないようです。

さてさて、今週末にはSUPER GTの第2戦が開幕戦と同じ富士スピードウエイで開催されます。開幕戦が終わった時点では、競技距離が伸ばされるのでないかという可能性があったのですが、開幕戦と同じ300Kmのレースとなります。無観客イベントというのも同じ。

この先、いつまで無観客イベントとなるのか・・・。興行としてモータースポーツ界にとって影響はとても大きな問題となってきています。生活の形態が【ニューノーマル】への転換が必要となる中で、モータースポーツ全体もニューノーマルへの舵を切ってゆかなくては未来はないでしょう。

まずは、自動車メーカーへの依存度を少なくしてかなければならないですね。自動車メーカーが今後もモータースポーツに関わる事は当然と考えますけれど、現状、このコロナ禍で収益も大きく減少している。いつまでもメーカーの脛をかじってもいられないですよね。これまで何度か、このエッセイで書いたことがありますが、改めて他のスポーツ団体の組織を研究してそれを積極的に取り入れるべきだと強く、強く提案します。それではどの団体が良いだろう・・・。サッカーのJリーグは、地域に根差し、規定のキャパを有するスタジアムをホームとして設立するのが基本。モータースポーツにそのまま照らし合わせる事は、難しいかな。やはり、日本相撲協会のシステムがとてもマッチしていると思うのです。部屋=チーム。力士=ドライバー。後援会(谷町さん)=スポンサー。巡業の勧進元=サーキット(主催者)。これだけなら既に同じ組織的なシステムとなっているのですが、やはり、お金の流れが違う。特にチームを立ち上げるためには、協会の年寄り株を取得しなければ、年寄りになる事はできず、取得にはお金を支払う。対価として協会の一員として分配金が部屋=チームと力士=ドライバーに給料が支払われる。そして、このシステムを既に取り入れていたシリーズがあるのです。それがF1。その詳細は厳しく外部に対して秘密、秘守されています。その組織に加われば、きちんと分け前がもらえるシステムが必要だと考えます。

文:高橋 二朗

高橋 二朗

高橋 二朗

日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

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