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モーター スポーツ コラム 2020年7月16日

超変則的な2020シーズン、試される“対応力“

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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もちろん、シーズンオフの段階ではこのような展開になることは誰も予想していなかったはず。各チームともシーズンを通した戦略の修正を余儀なくされたことだろう。それだけでなく前述の通りたいとスケジュールということで、レースごとのマシンメンテナンスや次戦に向けた対策をとる時間も少なくなるだけでなく、各レースで持ち込む事前のタイヤ選びを検討する時間も限られる。

またGT500クラスは今季から車両が入れ替わる。特に2020年からSUPER GTでもClass1規定に準拠した車両になった。この新規定導入でシーズンオフに話題となったのはホンダNSX-GTのFR化なのだが、それ以外にも共通パーツが昨年までと比べても格段に増えたのが大きな特徴のひとつ。3メーカーの車両とも中身の部分では昨年までとは全くの別物なのだ。

富士テストで好調だったNSX陣営。アップデートされた2種類の新エアロは注目を集めた。

それだけに開幕までに少しでも走り込んでセッティングの煮詰めやデータ収集を行ないたいところだったが、新型コロナウイルスの影響で3月の段階からメーカーテストがキャンセルされるケースがあるなど、予定通りにテストをこなせてこなかった。6月末には富士公式テストが行なわれたものの、それまでブランクというのも少なからず影響しているかもしれない。

これらを総合すると、開幕に向けて満足のいく準備ができたというチームは、あまりいないだろう。その中で開幕戦を迎え、間髪入れずに第2戦、第3戦と戦っていかなくてはならない。ある意味で、これまでチームやドライバーたちが培ってきた経験やノウハウに加え“対応力”が例年以上に求められるシーズンとなりそうだ。

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