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モーター スポーツ コラム 2020年2月25日

【スーパーバイク世界選手権 開幕戦オーストラリア】ホンダワークスが復活!高橋巧もフル参戦する2020年

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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そして、今年はバウティスタ、ハスラムのホンダ入りで、移籍が非常に多いシーズンとなりました。王者カワサキジョナサン・レイ(カワサキ)のチームメイトには鈴鹿8耐では強烈なライバル関係にあったヤマハからアレックス・ロウズ(カワサキ)が電撃移籍。レイとロウズという今のスーパーバイク世界選手権では最強とも言えるラインナップで王座防衛を狙います。

そのヤマハにはカワサキのサテライトチームで昨年2勝を飾ったトプラック・ラズガットリオーグル(ヤマハ)がロウズと入れ替わる形で移籍。トルコ出身のスーパースポーツ世界選手権王者ケナン・ソフォーグルが育てる弟子がいよいよトップチーム体制で戦うことになります。当然、エースのマイケル・ファンデルマーク(ヤマハ)を食う勢いで攻めてくることになるでしょう。ポルトガルで行われた事前テストでトプラック・ラズガットリオーグル(ヤマハ)はトップタイムをマークしました。

そして、昨年チャンピオンをカワサキと争ったドゥカティはエースのチャズ・デイビス(ドゥカティ)に加え、元MotoGPライダーのスコット・レディング(ドゥカティ)がワークスチームである「ARUBA.IT Racing Ducati」に加わりました。レディングは2018年までMotoGPで走り、2019年は母国の英国スーパーバイク選手権でドゥカティを走らせて王者に輝いています。スーパーバイクは初挑戦ながらライダーとしても格の違いを見せつけたスコット・レディング(ドゥカティ)は、昨年のバウティスタがそうだったようにデビューイヤーから王者に真っ向勝負を仕掛けてきそうで楽しみです。

チャンピオン争いの構図としてはカワサキvsドゥカティの戦いに、ヤマハとホンダがさらに接近して加わるという形になりそうで、今季は近年にない面白いシーズンになりそうです。

2020年シーズンは全13戦39レースが開催される「スーパーバイク世界選手権」。これまで最終戦として開催されていたカタールが第2戦になり、タイでのレースが消滅。また、アメリカのラグナセカでの開催が無くなり、その代わりにスペインでヘレス、アラゴン、バルセロナと3戦が開催されることになりました。また、ドイツのオッシャースレーベンが新開催のサーキットとして登場しています。

当然、性能調整もあり、シーズンを通じて勢力図が入れ替わることも予想される「スーパーバイク世界選手権」。そんな中で強さを見せつけるジョナサン・レイ(カワサキ)の前に立ちはだかるのは一体誰でしょうか。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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