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モーター スポーツ コラム 2020年2月12日

【フォーミュラE第4戦・メキシコシティ】3戦でFE初優勝が2人!予想以上の混沌

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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3人のウイナーが誕生してはいますが、ランキング首位はなんとストフェル・バンドーン(メルセデス)。第2戦のラッキーな3位を含めて着実に全戦でポイントを重ねてきました。ルーキーチームのドライバーがランキング首位に立つとはさすが自動車メーカー系チームらしいマネージメント力です。しかしながら、ストフェル・バンドーン(メルセデス)も「フォーミュラE」はまだ2年目。彼は元F1ドライバーで、日本のスーパーフォーミュラでの活躍を見ても速さは折り紙つきなのですが、ワークス体制になったことでようやくその実力の片鱗が見え始めています。

F1時代にもストフェル・バンドーン(メルセデス)はメキシコシティを走っていますが、「フォーミュラE」は会場は同じながらもコース全くが違います。昨年のメキシコでバンドーンは予選20位、決勝18位と苦戦。ただ、今季はコースレイアウトが変更となりました。これはFIAのコース規定の変更に合わせたもので、3つあったシケイン状のコーナーが1つに減らされ、コース全長も延長。スピードトラップとなる一方で多重クラッシュを誘発するシケインが少なくなった影響で、よりパワー重視な高速レイアウトへと変更された印象です。

つまりは各チームの持つデータは一旦リセットされたということで、過去のデータと最新のデータをいかに整合できるかチーム力が問われる戦いになっていくでしょう。メキシコシティでは過去に「アウディ」が3連勝しており、ルーカス・ディグラッシ(アウディ)の得意コースであったわけですが、「BMW」と「メルセデス」の躍進に「アウディ」としては負けられないレースです。

毎回スリリングでドラマチックなレース展開となることでも知られるメキシコシティ。最終セクションにあったシケインも撤廃され、フィニッシュラインに向けてドライバーたちがマシンの限界ギリギリいっぱいまで踏ん張りながら駆け抜けていく、迫力満点のレースを期待しましょう。

文:辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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