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モーター スポーツ コラム 2019年12月26日

けづにゃん、夢のパリダカへ

J SPORTSプロデューサーコラム by 杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)
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けづにゃんの整備力が上位入賞のカギ

けづにゃんの整備力が上位入賞のカギ

・3回目のダカールラリーで選手としての出場、聞いたときはどう思いました? 「ダカールラリーに出場したい!とチーム代表に言っていたので、早く夢がかなってうれしい反面、とてつもない責任を感じます。トラッククラスは、(1)ドライバー (2)地図を読むナビゲーター (3)車両整備のメカニックの3人で戦います。私の担当はメカニックなので、途中でマシンが故障したら、何としても直してその日のゴールにたどり着かなくてはならないんです。
ですから私の今の夢は、必ず完走させることです!」

黎明期のダカールラリーは、スピードよりも耐久性や冒険色の濃い、モータースポーツだった。しかし誕生から40年以上たった今では、砂漠をハイスピードで走るラリーとなっている。上位に入るには、故障するリスクをとってでも、高いスピード域で果敢に攻めなくてはならない。ラリーマシンに選手として同乗し、壊れた個所を迅速に修理するメカニックの存在は、勝利には不可欠となっている。つまりけづにゃんの整備力は、勝敗を左右する重要な要素のひとつになっているのだ。

ラリー本番で最も心配なことは?

ラリー本番で最も心配なことは?

これまで2台体制で参戦してきた、日野チームスガワラ。かつて女性ナビゲーターが出場したことはあるが、女性メカニックを出場させるのは初の試み。1号車ドライバーでチーム代表の菅原照仁選手(JRM社長)に、毛塚選手を抜擢した狙いを聞いてみた。

「毛塚には、いろんな経験を積んでもらいたいんです。百聞は一見に如かずですから、とにかく全部経験です。今回メカニックとして出場したからと言って、これからもずーっと選手として出場するかどうかは未定です。でも、実際にラリーに出場したことがあれば、今後キャンプ地で整備するメカニックとして参加する場合も、また違った見方で指示や指令が出来ると思うのです。期待していますからとても楽しみですよ」

大きな期待を背負っているけづにゃん。
最後に、本番に向けて何か不安なことはありますか?と聞くと、うつむきながらこう話した。
「あの、トイレをどうしようかなと。これまでは、キャンプ地にいたのでトイレがあったのですが、さすがに砂漠には無いので…。環境にも配慮して、砂漠に私の『初めて』を捧げようと思います」

「パリダカ出場」の夢をかなえたけづにゃん、
2020年1月5日、次なる夢である「完走」を目指し9,000キロ先のゴールを目指す。

杉山友輝(J SPORTS)ペルー/リマ

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

杉山友輝(J SPORTSプロデューサー)

若手のADを見るとすぐに「メシくってるか?」という昭和臭いプロデューサー。担当競技は卓球・ラリー・ゴルフ。毎日自らで作ったカスピ海ヨーグルトを食べるのが健康法。ニックネームはスギP。

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